テーマ:日露戦争

「名将乃木希典と帝国陸軍の陥穽」鈴木荘一著

 この本は、司馬遼太郎が『坂の上の雲』で無能な乃木希典将軍、頑迷な伊地知幸介参謀長と評価したことに対して、逆に高く評価すべきと書いていて興味深い。そして児玉源太郎総参謀長は軍政家としては評価すべきだが、軍事能力は劣るとし、その作戦参謀の松川敏胤は優れているが、井口省吾は愚将と書いている。  鈴木氏は、これまでも国民文学になって愛されて…
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「徹底検証 日清・日露戦争」 半藤一利、秦郁彦、原剛、松本健一、戸高一成 著

座談会形式で、標記のテーマについて論じたものを編集したものである。これを読むと、改めて司馬遼太郎の「坂の上の雲」の影響力の大きさが理解できる。それぞれに、この分野では一流の研究者だと思うが、「坂の上の雲」の記述などを引用したり、反証したりしている。 日清戦争は、外相の陸奥宗光と参謀本部次長の川上操六、朝鮮公使の大鳥圭介が主戦派で、…
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「日露戦争に投資した男」 田畑則重 著

この本は、日露戦争時に、多額の国債を引き受けてくれたドイツ系ユダヤ人のジェイコブ・シェフについて書いている。 日露開戦の前に同盟国のイギリスに戦費の融資を頼むが、ボーア戦争で手一杯だったイギリスに断られる。そこで高橋是清は駆けずり回り、シフと出会い、結果として8200万ポンド(4億ドル=8億円、ただし政府の実収額は6億9千万円で190…
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