テーマ:武士

「武士の日本史」高橋昌明著

この本は、武士は東国ではなく、都で生まれたと最初に唱えた著者の本である。武士誕生の経緯を「1.武士とはなんだろうか」「2.中世の武士と近世の武士」で説き、「3.武器と戦闘」では実際の戦闘の様子を書いている。今のテレビドラマ的な立ち回りの否定である。 「4.「武士道」をめぐって」「5.近代日本に生まれた「武士」」では、今、我々がイメージ…
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「大江戸武士の作法」小和田哲男監修

時代劇に出てくる武士ではなく、本当の武士の姿を図解で示すという本である。図が多く、内容も軽いものかと思っていたが、読んでみるとそれなりに面白く、参考になる。 大きく次の5章に分かれている。「1.暮らしの作法」「2.武術の作法」「3.行事の作法」「4.仕事の作法」「5.軍事・警備の作法」である。 「1.暮らしの作法」では、年貢米の…
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「戦争の日本史4 平将門の乱」 川尻秋生 著

好感を持つ文章で書いている。平将門の乱の背景が少しわかった気がする。この本では、まずはじめに基礎資料となる『将門記』の史料として価値を検討している。著者は書かれている菅原道真の官位(都に祟りがあるたびに上がる)から10世紀末には成立していたとする。そして東国に関わりのある知識人の筆とし、基本的に信頼できる史料としている。 当時、東…
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「殺生と信仰-武士を探る」 五味文彦 著

武士の行動パターンを、昔の物語などから洗い出し、それに政治的事象も絡めて、武士というものの実体を探っている。当時に作成された多くの物語から武士の生態を探り、論を進めているが、それが繁雑と感じるのかわからないが、読み難い本である。 武士の源流に、元々は狩猟民で弓と馬を巧みにあやつる人がいた。それが11~12世紀頃には館を築き、その周…
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「武士の成立 武士像の創出」 高橋昌明 著

示唆に富む本で大変参考になった。内容が豊富で出典も章ごとに明示されている。簡約すると、これまでの日本の歴史では、武士の成立は東国で、在地農村領主の中から誕生し、それが鎌倉幕府の成立の中核になったというストーリーだが、この本では、武士は奈良・平安時代の公家の中において成立していて、武芸もそちらの方が本家であったと説く。 公家は武を嗜…
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「一冊でつかむ日本中世史」武光誠 著

平安遷都から戦国乱世までの歴史を簡単に要約している。こういう本は史料を読み込んで頭を整理していないと書けないものであり、参考になる。 この時代の主役の武士について、武士は自ら農地を経営する独立した小領主であり、農地を守る為に武装したのが武士とする。鎌倉幕府は自立した武士のまとめ役。一方、江戸時代になると武士は幕府や大名に仕える勤め…
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「武士の奉公 本音と建前」 髙野信治 著

ハッとするところの無い本で、なんとなく、そうだろうなと思っていたことが書かれている。一つ、面白いのは、江戸時代の武士の建前は御家に「一生懸命」に仕える武士だが、「一所懸命」(自分の土地を命がけで守る)で私益を基本に自分の価値観を大事にして生きるというところだ。 一所懸命が本来の言葉で、一生懸命は現代の転用だが、確かに一所懸命は自分が確…
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