テーマ:武士道

「武士道 侍社会の文化と倫理」笠谷和比古 著

興味深く、読みやすく、内容が豊富な本である。武士道に関する本としては、新渡戸稲造の名著「Bushido」が有名だが、学会からは「武士道は明治になってから作られた造語である」とか、津田左右吉のように武士道賛美論に反対する意味も含めて、武士道とは裏切りと下克上の暴力的行動だと述べる向きもあった。 この本で著者は「武士道」という言葉が出てい…
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「武士道と日本型能力主義」笠谷和比古 著

興味深く、面白く参考になる知見に富んだ面白い本である。著者は武士道とは何か、そして武士道が江戸時代においてどのように具体的に運用されたかを明らかにする。そして身分制社会の中で工夫された足高の制などによる人材登用制度が日本的な年功序列制度につながり、欧米とは違った日本の経済発展を支えたことを明らかにしている。 そして、その制度を欧米の能…
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「武士道の名著」山本博文 著

これは良い本である。武士道というか武士の生き方の指針がわかりやすい古書を取り上げて、そのエッセンスを解説している。取り上げられた本は「甲陽軍鑑」(小幡景憲)、「兵法家伝書」(柳生宗矩)、「五輪書」(宮本武蔵)、「山鹿語類」(山鹿素行)、「堀部武庸筆記」(堀部武庸)、「葉隠」(山本常朝)、「折りたく柴の記」(新井白石)、「日暮硯」(恩田木…
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「これだけは伝えたい 武士道のこころ」 名越二荒之助 拳骨拓史 著

この本は、明治以降の日本の戦いが軍国主義の名の下で、否定的に評価されているが、その中でも日本の武士道として、外国人に賞賛されている事項があるとして、それらを書き集めた本である。 次のような人物の逸話が書かれている。 松尾敬宇海軍大尉とその母の松尾まつ枝さん(オーストラリアのシドニー港を特殊潜航艇で攻撃するも失敗して自決。勇敢さをオー…
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「武士道の逆襲」 菅野覚明 著

武士道というと新渡戸稲造が英語で書いた名著『BUSHIDO,THE SOUL OF JAPAN』が有名で、これが武士道だと認識されているが、この高貴な忠君愛国道徳は明治になってから生まれた武士道であって本来の武士道とは違うと著者は言う。 江戸時代の武士道も、山鹿素行や大道寺友山の儒教的道徳の武士道(君子の道徳)と、中世以来の伝統を…
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「武士の奉公 本音と建前」 高野信治 著

副題に「江戸時代の出世と処世術」とあるように、泰平の世になってからの武士の奉公に関する資料を集め、読み説いたものである。各種資料を幅広く集め、バランスよく執筆している本であるから、面白いというものではない。 江戸時代になると、本来の武士の働きである「戦功」が立てられなくなる。武士身分の中でも、先祖の功で定められた家禄・家格(家の位…
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