シャネル・ピグマリオンコンサート 田原綾子(ヴィオラ)、原島唯(ピアノ)

刀剣の畏友H氏が、久々に抽選に当たったとして、同行させていただく。ヴィオラという楽器はオーケストラではバイオリンとチェロの間に位置して、その特有の音色も私のような人間には識別できないが、今回はソロであり、ヴィオラの音色というものを実感できた。
バイオリンよりも、低音で力強い音色である。弓の長さもバイオリンよりも大きく、その大きな弓を十分に使って、田原さんは奏でていた。
バイオリンなどでは天からの音色のような音と感じるが、これはもう少し荒々しいというか男性的な感じもする。
演奏された楽曲は、クラーク作のヴィオラ・ソナタと、ストラヴィンスキー作のオペラ・ブッファ「マヴラ」からロシアの歌、それにヒンデミット作のヴィオラソナタ 作品11-4である。

クラークのソナタの時には、短く早く弦を弾くようなダイナミックな音楽が後半に現れて驚く。
ストラヴィンスキーの曲は、私は「春の祭典」程度しか知らなかったが、そのような前衛的な感じではなく、メロディ調の曲である。野太い調べがロシア的な感じを確かに持つ。もっとも、元はバイオリンの為の曲とのことだ。

ヒンデミットの曲の途中では、ピアノも遠慮せずに、共に高め合うような演奏で楽しかった。

この前はホルンの演奏を聴いたが、このような単一の楽器の音色を聴くのは勉強になる。

もちろん、このコンサートであり、今後期待される若手演奏家であり、田原氏は数々の賞をとり、桐朋学園大学を卒業したばかりで、現在はパリのエコールノルマル音楽院に留学中とのことだ。パリで自分の楽器ヴィオラがいかに心の支えになるかを再認識し、日本の良さも改めて認識したという。その流れか、アンコールの曲はからたちの花であった。

原島氏も田原氏と同じく桐朋学園大学で今は同大学の大学院に在籍している。ピアノでやはり賞を多く獲得している。今回は田原氏を引き立てようとしていた感もあったが、共に大成して欲しい。

前後にH氏から、最近の刀剣界・骨董界の状況を聞くが、買う人がともに減っているようで、活況というにはほど遠いようだ。買わないと言えば、最近の若い人は車も買わないし、音楽CD、本も買わず、着るものもユニクロという感じで金を使わないと話し合った。
銀座は銀座シックスができて人通りは多く、銀座を歩く人にはおしゃれな人も多い。相変わらず外国人も多い。

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