映画「コクリコ坂から」

土曜日、名古屋に出向く。高校時代の恩師が名古屋のお墓に眠っておられるので墓参する。次ぎの予定が相手の都合で時間が大きく空いたので、名古屋駅前の映画館に出向く。すぐに観るなら「ハリーポッター」だが30分後からだと「コクリコ坂から」が観られるとのことで、これにした。

いい映画である。我々より5年ほど前の世代=坂本九の「上を向いてあるこう」の歌がはやっていた時代における横浜の秀才高校におけるロマンスなのだが、いくつかの謎解きが平行して進みながら、興味をかきたてる。

謎、疑問は観る人によって異なると思うが、私にとっては「旗」、「下宿に貸している主人公の家の大奥様」「そこに下宿している何人かの女性」「主人公の両親」「名門高校の部室建て替え問題」等だ。

これらの疑問が氷解しながら、恋物語は劇的、かつ感動的な大団円をむかえる。

ここに挿入されている歌も私などにはなじみ深い。特に、最後の方で、女子高生がリードして、高校生全体が合唱するシーンがあるが、思わず涙が出る。
私は若い女性の歌声に弱い。娘は中高一貫の女子校だったが、その卒業式に参列した生徒が「蛍の光」「仰げば尊し」「校歌」を歌う。この時、天使の歌声と思った。また城山三郎の確か「大義の末」だと思うが、少年兵の慰問に宝塚歌劇団が来る。そして「おやまの杉の子」を歌うところなど涙が出る。

私の出た高校も、立派な昔ながらの校舎を持っていた。私の時はあり、誇りだったが、それもコンクリートの四角い校舎にかわり、つまらん学校になった。建物の持つ力を意識しないといけない。
当時の世相も思い出す。いい映画である。

「そこに下宿している何人かの女性」の物語では絵を画く女性の存在感があるが、他の人はどうなったのであろうか。単なる点景としての扱いなのであろうか。
映画は一度観ただけではわからない細かいところもある。



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この記事へのコメント

zizi
2011年08月05日 11:45
昨日、家内とシニア割引で観てきました。期待通りの出来でしたが、音楽がどれも秀逸でした。三平さんの褒めている校歌(?)もよかったですが、特に主題歌の手蔦葵さんの「さよならの夏」は感動しました。こういう歌手がいたのを初めて知りました。今日ネットでいろいろ調べてみたら「西の魔女が死んだ」の主題歌「虹」もこの人が歌っていたようです。これも素晴らしい主題歌だったと記憶しています。手蔦葵さんは(映像でみると)雰囲気も素敵な女性です。これから贔屓にします。

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