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プロフィール

ブログ名
観楽読楽−観て楽しみ、読んで楽しむー
ブログ紹介
伊藤三平。学生の時、イタリア旅行で名前を紹介したら、イタリア人が「サンピエトロ」と間違えたからハンドルネームとして使い、これで言いたいことも書こうかと思ってましたが、無責任なことは書けないのは同じ。だから09年から名乗ります。
本はここ20年以上毎年100冊前後を濫読。読後感等を書いています。ただ自分の好みに偏ってます。
美術品は「日本刀・刀装具の研究」と「広重のカメラ眼」のウェブサイトを持っています。絵、名庭など美しいもの、花鳥風月、美味しいものも好きですので、そのことにも。

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タイトル 日 時
「江戸時代の設計者 異能の武将・藤堂高虎」 藤田達生 著
藤堂高虎には興味を持っている。私は特に築城家として興味を持っているが、この本を読むと、まず驚くのは人脈である。豊臣秀長に家臣として仕えた時代に奈良において、法隆寺宮大工の中井家と関係ができる。そして近江の甲良大工(建仁寺大工)は、高虎の出身地の近くである。石垣の穴太衆も同じ近江だ。作庭家の小堀遠州は高虎の娘婿になるようだ。ちなみに高虎夫人の一色家の縁者に金地院崇伝がいるのだ。 伊予を治めた時に水軍との人脈もできたようだ。 藤堂高虎が家康のために、大阪包囲網を造りあげていくが、この本には大坂の... ...続きを見る

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2009/07/03 23:09
「日本はなぜ敗れるのかー敗因21カ条」 山本七平 著
この本は山本七平が、小松真一氏の『虜人日記』に出会ったことから生まれた。小松氏は太平洋戦争時にフィリピンにおいて、ガソリンの代用となるブタノールを製造する技術者として派遣された軍属技術者である。著者はこの日記が「現地性」と「同時性」を兼ね備えていると評価する。そして、著者自身の体験も照らし合わせながら小松氏の日記を紹介していく。 小松氏が敗因21カ条を書いているが、その中からいくつかを取り上げてコメントしている。この21カ条は私の頭にスーッと入ってくるものから、「何?」というものまである。後者... ...続きを見る

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2009/06/30 19:00
「漢字の常識・非常識」 加納喜光 著
漢字を現代の新語の中で見直したりしている本である。この本にも紹介されているが、現代でも意外に漢字で新語をつくっているわけだ。妻能(妻の才能)とか歓封(完封勝利)などは確かに面白い。森林浴なども新語のようだ。このような興味深いことから筆者は漢字の世界の常識・非常識を書いていく。 気迫は気魄が元だとか、浅学非才は浅学菲才が元など教えられることも多いが、もう慣用句の方に慣れてしまっている。 剛腹(ふとっぱらの意)は剛愎(強情で人に従わない)の転用だとか、このような例がどんどん出てくる。漢字の世界の... ...続きを見る

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2009/06/25 22:28
「二人の流通革命」 緒方知行 著
ダイエーの中内氏が99年1月に社長を退陣したことをきっかけに、親交のあった著者がヨーカ堂の鈴木氏と対比させながら書いた本である。この本からダイエー中内さんとヨーカ堂鈴木さんの違いを抜き出すと次のようになる。 ...続きを見る

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2009/06/16 22:25
ディズニーシーの中華レストランとショー
今日は娘が久しぶりに赴任先から帰ってきたので、家族でディズニーシーで食事をしにいく。妻が六月末までのオリエンタルランドの株主優待券を持っていたのを活用したわけだ。 レストランの事前予約は電話でできると書いてあったが、「現在混み合っております」でらちがあかない。現地に出向き、ホテルミラコスタの2階のレストラン入口で予約する。シルクロードガーデンが12時から予約できた。ここは中華のレストランだが、ヌーベル・シノワーズ(新スタイルの中華料理)というのか、軽い感じの中華料理で、それなりに楽しめた。油ぽ... ...続きを見る

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2009/06/14 21:42
「セブンーイレブンおでん部会」 吉岡秀子 著
セブンイレブンにおける商品開発の過程を取材してまとめた本である。おでん以外に、おにぎり、メロンパン、調理めん、サンドイッチ、カップ麺、アイスクリーム、お菓子&デザートについて取材している。 各商品における開発において、どのような目標、狙いで取り組みはじめ、協力してくれたメーカーと、どのような点に留意をして、どのような点に苦労して開発してきたかとまとめている。こういう本の場合、当然、取材はセブンイレブンが協力していると思われる。話せる範囲で取材に応じているわけだから、どうしても、「どう、こんなに... ...続きを見る

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2009/06/12 22:22
「方丈記」 鴨長明 
遅ればせながら、テレビをデジタルにした。そのため、テレビの周りにあったビデオ、カセットなどを整理した。出てきた一つが新潮カセット文庫 日本の古典1 方丈記であった。 短い随筆であり、一緒に音読しながら読んでみた。 平安末期の平家も落ち目に向かう頃から鎌倉初頭の物語である。世の無常を感じるに至った経緯として、鴨長明が経験した、この頃に起きた災害を具体的に記述しているが、ものすごいものだ。 安元の大火のすさまじさ、治承の大風の不思議な恐ろしさ、福原遷都に伴う京都の荒れ、さらに悲惨なのは養和の大... ...続きを見る

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2009/06/07 22:42
「賢妻・千代の理由」 小和田哲男 著
著者は日本中世史の学者であるが、文章が上手で、いつも読んで楽しい。 この本は戦国時代の女性の実態を史料を使って書いたものである。戦国時代の女性は江戸時代と違って、実質は夫とともに戦国乱世を積極的に生き抜いたとして、様々な例を挙げている。 信長が秀吉の妻「おね」に宛てて書き、文中に秀吉のことを「はけねすみ(禿げ鼠)」と書いていることで名高い書には、文末に公印でもある朱印が押してある。この意味として、秀吉・おねの養子として信長の四男を迎えることをおねが信長に懇願した背景があるのではという宮本義己... ...続きを見る

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2009/06/04 21:49
「ダイエーの蹉跌」 田畑俊明 著
著者はダイエーが2001年に再建をはじめる時に高木社長のもと、営業統括として副社長になった平山氏と一緒にダイエーに戻り、改革にあたるが、うまくいかずに平山氏とともに退職した人物である。副題として「企業参謀の告白」とある。 この時の再建は失敗で、ダイエーは2004年10月に産業再生機構入りした。もっともその後のダイエー再建も、林会長、樋口社長のもとで試みられたが結局はうまくいかなかったわけだ。 ...続きを見る

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2009/06/03 23:08
「日露戦争と日本人」 鈴木荘一 著
著者を私は存じ上げている。先年「勝組が消した開国の真実」を著し、これが2冊目である。 史実をたどりながらも、通説とは違う視点を説得力を持って、展開している。たとえば、この本を読んでいると児玉源太郎は大したことがないという感じで書かれている。旅順攻略も、ミスリードしたのは児玉であって、乃木希典ではない感じである。また通説では評価が低い乃木軍の奉天会戦時の働きを高く評価している。 後半は、日本の陸軍の遼東半島での戦いから旅順の戦い、遼陽会戦、奉天会戦などを丹念にかつ臨場感を持って記述しており、ど... ...続きを見る

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2009/06/01 21:41
「戦国時代の大誤解」 鈴木眞哉 著
我々が常識と思っている戦国時代の人物の経歴、風貌、性格や、名高い戦闘場面などを、実際はそういうものではなかったと書いている。 筆者はNHKの大河ドラマの場面などを、本当のことと信じている人が多いのに危惧を持ったようだ。物語、小説のドラマ化なのだが、NHKがやると本当らしくなってしまうというのもわからないでもない。 人物については最新の研究成果も取り入れて、検証している。例えば北条早雲は伊勢家の出で、早雲の時は北条とは名乗っていないなどだ。 また戦闘についても、桶狭間の戦いは義元上洛というよ... ...続きを見る

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2009/05/28 21:32
雨の中津川
歌川広重の木曾街道六十九次の四十六番目の宿場、中津川を雨の風景で描いたものを拝見。「雨の中津川」として、これまで世界で7枚しか発見されていないものであり、これが8枚目ではないかとのことだ。 中津川には、この他の図があり、世の中に多くあるのは、そちらの方である。中折れがあるが、状態はそれほど悪くはない。摺りは「雨の中津川」が初摺りとの説もあるようであり、もちろん良い。 まっすぐな縦線の雨、墨で摺った線に、胡粉(ごふん)の線も入れておもしろい。これまで発見されている7枚が掲載されている図版と、こ... ...続きを見る

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2009/05/27 22:58
宝塚歌劇 「風の錦絵」「ZORRO 仮面のメサイア」
生まれてはじめて、宝塚歌劇を観た。高校同期の女性にファンがいて、その勧めで、他の同期ともども観劇した。 「風の錦絵」は日本の時代ものを材料に、踊りと歌が、何の脈絡もなく続くものだが、怪傑ゾロが仮面と帽子をつける役だから、トップスターの水夏希さんの魅力は、こちらの方によく出ていた。特に、一番はじめの白波五人男が魅力的であった。 女役トップの白羽ゆりさんは、今回が最後の公演とのことだった。女性らしい美しい人だ。 怪傑ゾロは、舞台に引き込まれて観たように、それなりに面白かった。踊りも上手で揃って... ...続きを見る

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2009/05/24 23:00
「ダイエー落城」 日本経済新聞社編
ダイエーが2004年10月13日に産業再生機構を活用して実質倒産するまでの関係者の動きを取材に基づいて書いたものである。関係者とは主力取引銀行、産業再生機構、金融庁、経済産業省などである。 ダイエーはここに至るまで、金融支援を2度ほど受けてきたのだが、本業が回復しない。そこに銀行の不良資産査定の厳密化の動きもからんで、産業再生機構を使う方向に追い込まれる。 この過程で、銀行も産業再生機構を使うことやむなしとなるが、ダイエー(当時は高木社長)と、経済産業省(旧通産省)がそれをこばんで、民間のグ... ...続きを見る

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2009/05/23 22:54
「決断力」 羽生善治著
将棋の羽生さんの本である。後述するように時におもしろい箇所もあるが、概して、あまり面白く無かった。その理由は、私にとってはあまり目新しいことが書かれていなかったためと思われる。あるいは、私自身が、羽生さんほどの切った、張ったの勝負をしていないからかもしれない。昔、米長さんの本を読んだときは面白かった印象がある。 また、全くの想像だが、羽生さんが書いたのではなく、羽生さんの話を聞いたゴーストライターが書いたもので、そのゴーストライターの腕が悪いのではなかろうか。著名人の本にゴーストライターはつき... ...続きを見る

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2009/05/22 10:14
「東京裁判」 日暮吉延 著
これは良い本だ。東京裁判肯定論、否定論も超えて、できるだけ事実を書こうとした本で、読みやすく面白かった。 著者は、最後の方で、東京裁判は国際問題であり、国内問題として完結することはありえないと思うべき。冷戦中は「西側結束」という現実的要請から日本の戦争責任追及を押さえてきた欧米諸国も冷戦後はそうもいかない。それを日本人は用心すべきと書いてあり、傾聴に値する。わけもわからず東京裁判否定論を展開するなということだ。 ...続きを見る

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2009/05/20 22:02
「漂流記の魅力」 吉村昭 著
小説家吉村昭には、漂流ものとも言えるジャンルもある。「大黒屋光太夫」「アメリカ彦蔵」などを読んだことがある。 またタイトルは「朱の丸御用船」だったと思うが、伊勢の大王崎あたりで、漂流船の荷を奪って暮らす部落のことを書いたという小説が印象的であった。(このような行為は江戸時代においても当然犯罪行為) この新書では、紫式部以来の文学の伝統のある日本で、イギリスのような漂流記文学は生まれなかったが、それに代わるものとして、日本には漂流した人から聞き書きした漂流記があり、それは漂流記文学に匹敵すると... ...続きを見る

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2009/05/18 21:52
「パウル・クレー 東洋への夢」展 千葉市美術館
本日、千葉市美術館で展観されている「パウル・クレー 東洋への夢」を妻と観にいく。クレーが浮世絵の影響を受けていたことを、クレーのデッサンや作品と、影響を与えた浮世絵などと一緒に展観したものである。 クレーというと色彩豊かな抽象画を思い浮かべるが、初期の頃は線描による造形を思考しており、北斎漫画などをヒントにしていたらしい。 ただ、デッサンは線が薄く(細く)、観にくく、やはり会場で眼を惹くのはきれいな色の油彩であった。 クレーの抽象画は、他の画家の抽象画より、私の眼になじみやすい。今日の展覧... ...続きを見る

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2009/05/17 21:37
岸田劉生展のカタログ
先日、出向いた岸田劉生展でカタログを購入。最近は展覧会に出向いてもカタログは買わないことが多いが、岸田劉生は好きだから購入した。 またカタログは絵を観ることが中心で、あまり中身を読むこともなかったが、今回のは文章も読んでみた。美術の批評家は、私ごときではわかりにくい文章が多い。美術評論家の中にはわかりやすい文章を書く人もいるが、概してわかりにくい文章を書く人が多い。書いた人の頭が整理されていないと文章もわかりにくくなると私は指導されてきたが、こっちの理解力に問題があるのかもしれない。もっとも芸... ...続きを見る

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2009/05/16 17:05
肥後鐔 林派五代又平の名品
刀屋さんで、いい鐔を見せられる。一見して、すぐに肥後の名鐔とわかるもの。「楽寿ですか」と、楽寿の隠しタガネのことを忘れて聞くと、「どうも肥後の林派五代又平のようですよ」と。 最近、伊藤満氏が『林・神吉』という肥後鐔研究シリーズの書を著し、その中で、これまでは三代藤八とか、二代重光などとされていたものの中から、五代又平の作品を新たに定義し直した。その見所は、切羽台における中心穴にあるタガネが上に3つ、下に5つということだ。その例として、この本にもいくつかの鐔を掲載されている。確かに、今回拝見した... ...続きを見る

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2009/05/15 09:11

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