テーマ:戦国時代

「戦国大名の遺宝」 五味文彦 監修

この本は以下の10章ごとに、その分野に詳しい専門家が著述し、それらをとりまとめたものである。見て頂いてわかるように、少し変わった歴史遺産を取り上げている。各章の内容に精粗がある感じもするが、それなりに興味深い。 「1.甲冑具足」、「2.装束と調度品」、「3.旗印」、「4.狩野派の絵画」、「5.読書と漢詩」、「6.戦国大名と茶道」、「7…
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「大人の教養図鑑 戦国入門」二木謙一 監修

副題に「戦いとくらしの基礎知識」とあり、「教養図鑑」とあるから、図を多く使った簡単な本かと思ったが、なかなかにしっかりと書いてある本である。 「1.戦国の幕開け」「2.武士・公家・民衆のくらし」「3.戦国の戦い」「4.戦国の群像」という章立てになっており、1章では室町幕府の体制から説き明かしている。室町幕府は中央と関東の2本立てで統治…
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「ここまでわかった本能寺の変と明智光秀」洋泉社編集部 編

来年の大河ドラマで明智光秀が取り上げられる為か、出版社が16人の研究者、作家にそれぞれのテーマで依頼した論をまとめたものである。テーマごとに分かれているから読みやすいと思ったが、そうでもない本である。断片的になっているからであろうか。 その16編は大きく「1.最新論点!本能寺の変」「2.明智光秀とは何者か」「3.変をめぐる周辺勢力と「…
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「戦国武将を育てた禅僧たち」小和田哲男 著

「なるほど」と思った書物である。この本によると、禅の教えは儒学と結びついていて、儒学は人間の道、政治のあり方などを教示してくれる。すなわち禅で戦国武将は統治者としての心構え、思想を学んだということが記されている。 禅門で学ぶ学問には兵法の書も含まれている。また易学とも強い結びつきがあり、この結果として禅僧から、戦国武将の軍師と呼ばれる…
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「関東戦国全史」 山田邦明 編

この本は4人の研究者が執筆分担した書で、関東全域にわたる戦いを、室町時代の享徳の大乱から、秀吉の時代までを記述している。多岐にわたるから、読み難い本であるが、関東の戦乱を調べる人にはいい本だろう。 関東は京都とは別の政権があったと考えた方がいい。それは鎌倉(古河)公方家(足利氏)を中心として関東管領家(上杉氏)が補佐する体制である…
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「戦国武将の明暗」 本郷和人 著

この本も以前に読んだ「戦国夜話」(http://mirakudokuraku.at.webry.info/201806/article_12.html)と同様に、著者が「週刊新潮」に連載した「戦国武将のROE」をまとめたものである。だから気軽に読める。ただ本職の歴史学者であり、裏付けのあることを書かれている。 関ヶ原の戦いについて…
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「戦国夜話」 本郷和人 著

これは歴史学者の本郷氏が、週刊新潮に連載した「戦国武将のROE」というコラムを新書にまとめ直した本である。だから肩のこらない内容で読みやすい。その分、読む方も気楽に読み飛ばしてしまうが。 「第1章 細川の巻」、「第2章 前田の巻」、「第3章 上杉の巻」に別れているが、その中も72話に小分けされている。名前の知られていない武将の逸話…
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「鎖国前夜ラプソディ 惺窩と家康の「日本の大航海時代」」上垣外憲一 著

面白い本だが、内容が濃く、読むのに骨が折れた本である。読破しても十分に理解できたとは言えないと感じる。 藤原惺窩とは林羅山の師で、儒学者であるが、儒学、特に朱子学だけの儒学者ではなく、当時の陽明学的な儒学にも関心を示し、また若い時は禅宗で修業し、西洋の学問にも理解を示していた。また家は冷泉家の子孫であり、日本の歌学、日本文学にも造詣が…
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「戦国武将の選択」 本郷和人 著

この本は歴史学者の本郷氏が産経新聞に「本郷和人の日本史ナナメ読み」として連載したものが基本となっており、読みやすい。大きく11章に分けていて興味深い。 「1.あの兵力差で信長は本当に桶狭間を戦ったか」では今川の目的は上洛ではなく尾張に領地の足がかりをつけるが本当で、兵力的にも通説のような10倍ということはなく、当時の石高は、今川が70…
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「火縄銃・大筒・騎馬・鉄甲船の威力」 桐野作人 著

面白い本だった。火縄銃では、その構造、製法なども詳しく、製産体制としては大友、織田氏の例を挙げている。また大砲(青銅製だと石火矢、仏郎機、波羅漢)のことも詳しい。鉄砲の口径を大きくした大鉄砲にも触れている。永禄年間の毛利元就の史料にあるとのこと。 そして信長は大筒を伊勢長島攻めで用い、後に九鬼水軍の安宅船にも搭載されている。大筒は持ち…
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「戦国大名の兵糧事情」 久保健一郎 著

兵糧という内容そのものが史料も少なく、わかりにくい為か、読んでも何となくしかわからない内容であった。 兵糧にはモノとしての兵糧(米などの食糧)のほかにカネとしての兵糧もある。カネで兵糧は買えるわけで、徐々に後者の比重が高くなる。 短期決戦の場合は、兵糧自弁で腰兵糧ということで指示があった。一方で、敵地での略奪という調達方法もある…
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「「道」で謎解き合戦秘史」 跡部蛮 著

戦国時代の合戦を、当時の道に焦点をあてて、説いた本である。もう少し面白く、ドラマティックな内容を期待していたが、そんなにこれまでの常識を覆すような話が書かれているわけではない。それは当然なのだが。 道に焦点を当てているわけであり、当時の地図も挿入されているのだが、それらが今一つわかりにくい。当時の川の流れ山の標高なども織り込んで地…
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「戦国時代の終焉 「北条の夢」と秀吉の天下統一」齋藤慎一著

関東では永禄年間には上杉謙信がしばしば関東平野に攻め込み、北条氏と戦っていた。佐竹氏、宇都宮氏、小山氏などが上杉方であった。しかし謙信は天正2年を最後に越山をしなくなる。その後、北条が関宿(簗田氏)を攻め、小山氏の祇園城を攻略し、北条氏照が入城するなど勢力を広げていく。 北条氏は関東統一を夢として(織田信長に意を通じ、縁戚となって…
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「古田織部」 諏訪勝則 著

古田織部の伝記的な書物であり、古田織部に関する書状などを多く引用して、人物像や人的ネットワークを洗い出している。この本で興味深いのは、織部の人的ネットワークの豊かさが、徳川家康に疑われて、大坂の陣の後に、大坂方に内通の疑いで処罰されたのではと推測していることだ。そして、千利休や豊臣秀次も同様に、幅広い人的、文化的ネットワークがあったが故…
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「戦国武将の合戦図」 小和田哲男 監修

現存する戦国時代の合戦を描いた屏風を解説している。しかし大型の本ではなく、普通のサイズの本であり、その中で図版が拡大してあっても、やはり小さくてあまり良くわからない。次のような合戦屏風を取り上げている。 川中島、姉川、長篠、耳川、山崎、賤ヶ岳、小牧長久手、朝鮮、関ヶ原、長谷堂、大坂冬の陣、大坂夏の陣である。屏風はそれぞれ別の専門家が解…
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「朝の霧」 山本一力 著

山本一力の時代小説で、土佐の戦国時代に長宗我部元親に嫉まれて滅んだという設定の波川玄蕃一族の物語である。波川玄蕃という人物が実在したのかもわからないが、英雄長宗我部元親が、自分の妹を嫁がせた優れた武将である。 長宗我部元親が、この人物の能力に嫉妬していく経緯も唐突であり、良い小説ではないと思う。玄蕃の妻=元親の妹も大変に好ましい人物に…
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