テーマ:明治維新

「明治維新とは何だったのか」半藤一利・出口治明 著

2人の対談集であり、ペリー来航から西南戦争頃までを、「1.幕末の動乱を生み出したもの」「2.御一新は革命か内乱か」「3.幕末の志士たちは何を見ていたのか」「4.近代日本とは何か」と言う章立てで論じている。 1章では、ペリーの最大の目的は南北戦争後に急成長をしたアメリカ経済の受け皿にアジア市場が大事となり、その為の太平洋航路の開拓とある…
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「幕末明治 不平士族ものがたり」 野口武彦 著

明治になってからの不平士族の事例を8つの章で取り上げている。幕末の薩長などの官軍の志士は攘夷を旗印に政権を奪うが、維新政府になったとたんに、文明開化政策を採用して、果ては鹿鳴館という軽薄な欧化主義となる。私が当時に生きていても、おかしいと思う。不平士族が生まれるのが当然だろう。 「国事犯の誕生」という章がある。国事犯とは今で言うテ…
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「政府に尋問の筋これあり」 鈴木荘一 著

副題が「西郷隆盛の誤算」である。鈴木氏は「明治維新の正体」(http://mirakudokuraku.at.webry.info/201704/article_1.html)で、徳川慶喜の業績を高く評価して、逆に西郷隆盛の評価を下げている。今回の本は、NHK大河ドラマの影響もあって、頼まれて書かれたのかもしれないが、西郷隆盛が再度の明…
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「岩倉使節団という冒険」泉三郎 著

岩倉使節団は壮挙だと私は思う。明治維新という政治革命後に、その首脳陣の過半が国を空けて欧米先進国の視察に出る。明治4年(1871)の暮れから、1873年の9月まで2年弱という期間の旅だ。 「百聞は一見に如かず」と言うが、政府首脳のこの旅で、より現実的なキャッチアップの道が生まれたのではなかろうか。 政治体制については、フランスや…
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「日本の歴史十三 幕末から明治前期 文明国をめざして」 牧原憲夫著

小学館の日本の歴史シリーズの一冊で、幕末から明治前期を取り上げている。従来の歴史書では、この時代は戊辰戦争や士族の反乱、西南戦争に多くの紙面が使われるが、この本では、そられについてはほとんど触れておらず、珍しい。日本国民の意識の変化を探っていくような歴史書で、それはそれで興味深い。 西洋でも、昔は手で食べていたのが、宮廷でナイフと…
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「岩倉使節団という冒険」泉三郎 著

i明治初期の遣欧使節団のことは興味を持っていた。革命をやったばかりの首脳が揃って外国に視察に行くというのは凄いことだと思う。 この本は、面白かったが、元の記録は同行した久米邦武の『米欧回覧実記』のようだ。時々引用しているが、的確な観察で、一度原本を読んでみたいと思わせるものだ。久米は佐賀藩出身で記録係として随行している。 明治維…
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「明治維新と幕臣」 門松秀樹 著

この本はなかなか読みにくい本であった。明治維新の新政府において、幕臣が薩長土肥に次いで大きなウェイトを占めている。しかし、幕臣は派閥を作って権力を操ろうというような動きはおこさず、テクノクラートとして、スムーズな革命=クーデター(諸外国の基準で「本格的革命」「暴動」「内乱」「クーデター」と分類した時)に寄与した。政権の構成員の交替や政治…
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「明治めちゃくちゃ物語 維新の後始末」 野口武彦 著

幕末に関して、ショート・ストリーで様々な事象のことを書いている野口氏が、維新後から西南戦争、大久保利道暗殺までを書いたものである。各物語は週刊新潮に連載したものであり、読みやすい。その一方で深く知るにはモノ足らない面がある。 明治維新が革命か否かについて、革命は①政権の交代、②社会制度の変革、③財産の位置を変えるという定義があるよ…
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