テーマ:陶磁器

「北大路魯山人」展 於千葉市美術館 

 知人が行きたいと言うので同行する。副題に「古典復興 現代陶芸をひらく」とある。北大路魯山人の作品だけでなく、魯山人が影響を受けた古陶磁器(中国龍泉窯、景徳鎮の青磁、明赤絵、染付)や朝鮮高麗茶碗、熊川茶碗、志野、瀬戸、織部、楽長次郎、光悦、尾形乾山なども一緒に展示されていた。また魯山人と同時代に古陶磁器の復興をこころみた石黒宗麿、川喜田…
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「染付」 於出光美術館

刀の方の畏友H氏のお誘いで出向く。氏は高麗青磁なども御持ちであり、焼き物にも造詣が深い。染付とは白地に酸化コバルトで文様を描き、透明釉薬をかけて焼くと、文様が青色に発色する磁器である。 今回の展覧会では「青」色が中東の人に非常に好まれた色であるので、中東の青色の容器(磁器だけでなくガラスなども含む)と中国の明、清の染付、それに日本の肥…
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「特別展 茶の湯」 於東京国立博物館

上野は修学旅行かどうかはわからないが、制服を着た学生集団が多い。小学生の団体もいる。 会期末に近いが、本日、妻と出向く。平日の午前中だが、混んでいた。東山御物→村田珠光→武野紹鴎→千利休→古田織部→小堀遠州→松平不昧までは、日本の茶人の系譜だなという感じだが、次の近代の茶人として藤田香雪、益田鈍翁、平瀬露香、原三渓が登場するのが不思議…
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「古九谷展」 於戸栗美術館

戸栗美術館ははじめての訪問である。渋谷の雑踏を抜けて、東急百貨店の裏手を登ると、一挙に人通りは少なくなる。日本でも屈指の高級住宅地の松濤だ。ここに存在する。 古九谷焼については、昔は加賀国九谷で製産されたとされていたが、近年は窯跡の発掘調査から、肥前の有田で焼かれたとの説が有力である。ただ、生地は有田でも絵付けは九谷だとの説とか、色々…
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「真贋ものがたり」 三杉隆敏 著

著者は中国陶磁の専門家である。だから焼き物の真偽にまつわる話が中心だが、美術全般にも通じることも多く、参考になるし、興味深い話もある。 はじめに沈没船から、その積み荷を引き上げるトレジャー・ハンティングのことを記している。また中国における古代墓の盗掘などにも触れている。今では国家が主体に行うこともあるが、昔は偶然の発見や個人の欲望など…
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「東アジアの華 陶磁名品展」と「伊能忠敬の日本図」 於国立博物館

上野の森美術館で「北斎」展を観た後に、国立博物館の「東アジアの華 陶磁名品展」を観に行く。中国、韓国の博物館との合同企画である。ただし、それほど多くのものが出品されているのではない。そして、それぞれの国の陶磁器が年代順に展観されている。 面白かったのは、唐の時代の焼き物である。いつも見る唐三彩ではなく、色が自由に使ってあり、造形も…
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『日本陶磁大系12 織部』 藤岡了一 著

これは『日本の染色2 辻が花』と同時に、調べものがあって見たのだが、医者に行った時にあまりに待ち時間が長く、通読した。ちなみに調べものの結果は私のサイト「日本刀・刀装具の研究」に「桃山時代のファッション-「松皮菱文様」」としてとりまとめることができた。 織部は、千利休(1522~1591)の次の茶道界のリーダー古田織部(1544~…
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シャネル ピグマリオン コンサート 内匠慧氏(ピアノ独奏)と京橋の骨董街

刀の方の畏友H氏のお誘いで、表題のコンサートに出向く。内匠(たくみ)氏はまだ22歳と若いピアニストだ。演目はリストの「巡礼の年 第2年 イタリアから第1番ー婚礼」と「巡礼の年 第1年 スイス 第6番「オーベルマンの谷」と、オアナの「ソナチネ・モノディーク」、ラフマニノフの「コレルリの主題による変奏曲 作品42」という私はまったく知らない…
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「日本やきもの史入門」矢部良明 著

おもしろい本であった。土器とか、衣服や料理を造る技術などは、どの民族でも自然発生的に得るようだが、日本の土器は中国やメソポタミアよりも古く、世界最古とのことだ。加えて原始美術の中では縄文土器の造形と意匠は群を抜いている。 弥生土器は土師器として続き、5世紀に窯とろくろで須恵器を造る。須恵器は当初は祭器。(世界でガラス質の釉薬をかけた陶…
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「国宝「卯花墻」と桃山の名陶」展 於三井記念美術館

美術の10月の最後に、三井記念美術館の標記展覧会に出向き、志野、黄瀬戸、瀬戸黒、織部の焼き物を拝見。 先日、東京美術倶楽部の東美特別展で、織部を多く観たが、その時は「織部の歪みがあまりにも目に付き、鼻に付くところも感じた」と感想を述べたが、今回の展示における織部では、そんなことはなく、歪んだ形や、模様のようなデザインの絵付けも面白い。…
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「板谷波山と近現代の陶芸」展 於佐野市吉澤記念美術館

本日、葛生の佐野市立吉澤記念美術館に出向き、板谷波山の展覧会を拝見した。この美術館は葛生の旧家吉澤家が美術品とともに寄贈したものである。先代の吉澤家当主は下館の旧家中村家から、養子として入られた方であり、この実家の中村家が下館の板谷波山の後援会の会長であり、そのような関係で良いものが入っていたわけである。 板谷波山の作品は気品と言…
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「中島誠之助のやきもの鑑定」 中島誠之助 著

私はやきものまで手を広げようとはしていないが、美術品の鑑賞や美術品の鑑定などは刀剣・刀装具と共通するものがあるだろうと思い、この種の本を読んでいる。こんな本を読んだからと言って、やきものの鑑定ができるものではない。 この本には中国や日本の良いやきものの写真が掲載されている。それに対比してにせものも掲載されているが、見分けにくいもの…
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三井記念美術館 「館蔵名品展」

ここで、この時期「北斎展」があるはずで、楽しみにしていたが、協力を求めていたホノルル美術館が地震、原子力発電所問題で出品をとりやめたために、代替の開催となった。学芸員がもっと丁寧に説明すればいいと思うが。 茶道具、焼き物、絵画、切手と様々なジャンルから出品されていたが、この中では楽初代の長次郎の「俊寛」と三代道入の「再来」という茶…
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「伊賀焼 伊賀の七不思議」 谷本光生 著

この本は陶器の伊賀焼のことを紹介している。伊賀焼の名品の写真図版も多い。著者も現代の伊賀焼の陶工である。 日本の焼き物は、伊賀焼に限らず、桃山期から江戸初期がピークのようだが、確かに桃山期の伊賀焼は見事である。 伊賀焼は他の窯よりも高温で焼いたところに特徴があるようで、その為もあり、肌に火色とか釉薬の変化なども多く出てくる。それに加…
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[古陶磁真贋鑑定と鑑賞] 出川直樹著

古陶磁の鑑定と鑑賞のことが書いてあり、参考になる本だ。この本で改めて知ったが、古陶磁、特に日本のものは、結局は安土桃山時代から江戸時代初期に限られるようだ。利休、古田織部、本阿弥光悦の時代だ。 刀で古備前と言えば鎌倉初期~鎌倉中期だが、古陶磁の世界での古備前は桃山時代のことである。この時代は刀だと慶長新刀の時代である。こういう面からも…
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