テーマ:浮世絵

東日本大震災復興チャリティオークション と 第22回浮世絵オークション

昨日、金曜日は仕事を全力で終え、4時くらいに美術倶楽部に出向き、東日本大震災復興支援のチャリティオークションを拝見。5時までなので、詳しくは拝見できず、会場をざっと見ていっただけだが、焼き物で、気に入ったモノがあった。 もっとも私は陶器に関しては、母が茶道の先生で、家に多くあって馴染んではいるものの、詳しくはない。入札時点では、私…
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国立博物館 「写楽 役者は揃った」 展

大震災で延期になり、また、その影響で一部の作品が展示されていない(海外のコレクターの出品見合わせか?)が、写楽の全作品が展示されている。 浮世絵は大きなものではない、そして写楽の作品は数も少ない。どのようにして、あの広い国立博で展示するのかと思ったが、写楽の前の時代に、役者絵、芝居絵はどのように画かれたかという意味での浮世絵や屏風の展…
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「ひらがな日本美術史6」 橋本治 著

この本では浮世絵師を中心に葛飾北斎、喜多川歌麿、国貞、国芳、芳年、芳幾、広重に、小田野直武、渡辺崋山に京都の角屋を取り上げている。 著者は日本美術を通して「近代」とか「前近代」とかにこだわっている。その為、私などには読みにくい。私はそんなことより作品そのものが面白いが否かで良いと思うのだが。ただ、著者が取り上げている美術品は私の嗜…
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広重「名所江戸百景 鉄炮洲稲荷湊神社」

浮世絵商で、広重の名所江戸百景シリーズ中の「鉄炮洲稲荷湊神社」の刷りの良いものを拝見。私は初刷りだと思う。 図柄は名所江戸百景らしく、極端な近景に船の帆柱を持ってきて、中景に川を行き交う押し送り船の群れ、また稲荷の湊神社から江戸の町。そして遠景に富士山。 「秋の部」に入っている。白い富士山だから、その意味では季節感はいいが、湊神…
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山種美術館「ボストン美術館浮世絵名品展ー錦絵の黄金時代清長、歌麿、写楽ー」

平日の午後にもかかわらず、結構混んでいた。ここは荷物を預けるロッカーがないから鞄を持っているとつらい。 さすがにボストンの所蔵品だけあって色が綺麗に残っている。ちまたの浮世絵商で観る歌麿などは色が抜けて全体に黄色っぽいが、水色、紫など鮮やかなものだ。赤もきれいだ。 清長は衣装を描いたのではなかろうか。着物商から依頼を受けて、新作…
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「国芳一門浮世絵草紙 侠風むすめ」 河治和香 著

この本はある浮世絵商に出向いた時に、話が出て買ったものである。 浮世絵師の国芳の娘、登鯉(父国芳に学んで絵も画く)を主人公にした大衆小説である。背景となる時代は天保の改革の前から、天保の改革で圧迫される時期である。 当時は入れ墨が流行っていた(流行らせたのが国芳一門とも書いている)。主人公はそれに惹かれ、色々と入れ墨をほどこしている…
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浮世絵 鈴木春信「茄子を渡す恋人同士」(仮題)

浮世絵商で鈴木春信のいい浮世絵を拝見。一本指の若衆、それも女性が男装したような優男が、畑の茄子からもいだものを後ろの女性に渡そうとしている図である。題があったが失念した。どっちにしろ「茄子 云々」の題だが、本歌があるのかもしれない。 大きさは中版よりも少し大きめの、この当時のサイズである。 人物は優しい顔で、若くというより幼さも残す…
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浮世絵 国芳の猫

今日、浮世絵商で、「其のまま地口 猫飼好五十三疋」という猫の様々の姿を東海道五十三次にあてはめてパロディ化した3枚続きの絵を拝見。 まず日本橋は猫がカツオブシ二本をかじっている絵。これに「二本だし」とある。昔の字だから私などには読めない字もあったが、蒲原が猫の隣に天ぷらを書いて「天ぷら」、沼津も猫の隣に「なまづ」を書くという調子で続く…
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広重「名所江戸百景-深川洲崎十万坪」の膠刷り

最近は眼福の機会が多く、本当にありがたい。眼福と同時に、出すものを出せば買える名品にも出会うのが悩ましい。出すものと言っても、名品は非常にたくさん出さないといけない。それが同時並行的に生じている。こういう時は、御縁と思い、無理をしないことだ。名品の中には「ブログ、HPには書かないで下さいよ」と刀屋さんに頼まれているものもある。色々な事情…
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アイリスと燕子花(名所江戸百景の初摺りと根津美術館の尾形光琳)

広重の名所江戸百景には、愛称として呼ばれているものがある。絵の中の特徴的なもので呼ばれるわけだ。その1枚で、「アイリス」と呼ばれている「堀切の花菖蒲」の初摺り、それもアイリスの花色が紫のままで褪色していない逸品を拝見。絵柄も構図も良い絵だと思うが、加えて、見せてもらったものは本当に摺りも保存状態も良いものだ。 価格はもちろん高く、ここ…
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国芳の浮世絵 「荷宝蔵壁のむだ書」

ある浮世絵屋さんで、歌川国芳の「荷宝蔵壁のむだ書き」という3枚綴りの浮世絵を拝見。 http://ukiyoe.wafusozai.com/archives/31(このサイトには内の2枚しか掲載されていない) 面白いものだ。壁の落書きのように色々な人物の顔を描いたり、そこに落書きの字を書いたりしたものを版画にしたものである。 …
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名所江戸百景の漸騰

今、名所江戸百景の方が保永堂東海道五十三次よりも人気があるようだ。浮世絵屋さんは私の顔をみるたびに「今、高くなっているんです」とか「モノがないんですよ」と言う。景気が悪く、他の美術品は軒並み相場を下げているが、浮世絵は国際商品だから、どこかの地域の人が購入するわけだ。 その一例だが、私が初摺りを購入している大きな鯉のぼりで有名な「水道…
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名所江戸百景の「霞かせき」の初摺り

広重の名所江戸百景の「霞かせき」の初摺りを拝見。今の霞ヶ関の坂から、東京湾(江戸前の海)が見えていたのだ。時期は正月、凧が天高く上がっている。広い道だ。両脇のお屋敷には門松もある。正月らしく大神楽の一行もいる。 なんの変哲もない風景画だが、初摺りは奥行きもあり、いいものだ。
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「浮世絵に見る江戸の一日」 藤原千恵子 編

江戸の時間は、日の出より約30分前を明六つ、日没から約30分後を暮六つと定め、それぞれ、昼を6等分、夜を6等分する考え方だった。だから夏と冬でそれぞれ時間が異なるわけだ。 そして2時間ごとに十二支があてられたようだ。わかりにくいが具体的に書くと次のようになる。そして、この本は、それぞれに応じた江戸庶民の浮世絵における姿を挿入している。…
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柳家権太楼の落語と「よみがえる浮世絵」展

今日は江戸東京博物館で、「落語公演ー道具仕立て芝居ばなし」を家族で聴きにいき、併せて「よみがえる浮世絵展」展を観る。 先日、柳家権太楼の落語が面白かったから、妻と息子にも聴かそうと思い、チケットをとる。今回は、「芝浜」で人情話。お笑いではないが、よく知った話だが、思わず目頭が熱くなるところもあった。いい落語家と思う。 道具仕立てとは…
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名所江戸百景 両国花火

広重の名所江戸百景シリーズの「両国花火」の初摺りの名品を拝見。 『浮世絵大系』(集英社)版では背景は紺だが、今回拝見したものや、ヘンリースミスの『広重 名所江戸百景』や、サザビーのオークションに出たもの、太田記念美術館のものは、背景が黒である。 初摺りがどれかは微妙なものがあるが、ともかく名品。浮世絵商の話だと、昔は両国花火は準役物…
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雨の中津川

歌川広重の木曾街道六十九次の四十六番目の宿場、中津川を雨の風景で描いたものを拝見。「雨の中津川」として、これまで世界で7枚しか発見されていないものであり、これが8枚目ではないかとのことだ。 中津川には、この他の図があり、世の中に多くあるのは、そちらの方である。中折れがあるが、状態はそれほど悪くはない。摺りは「雨の中津川」が初摺りとの説…
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名所江戸百景 「浅草金龍山」の初摺り購入

ご縁があって、広重の「名所江戸百景」シリーズの「浅草金龍山」の初摺りを購入した。購入というより、こういう名品は資産を移動させたということだ。株式などを買うより、よほど安全なのだ。 初摺りは提灯が赤。これが後の摺りになると丹(橙)色になる。丹には鉛が入っているから、年月を経るとどうしても灰黒色になってくる。この赤が私が還暦になるのを…
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「小島烏水 版画コレクション」 横浜美術館

小島烏水とは、日本山岳会の初代会長で山岳紀行文を書き、一方、水彩画、浮世絵や西洋版画のコレクター、研究者とも知られていた人物である。 明治6年に生まれ、昭和23年に74歳で亡くなっている。高松藩の士族の息子として生まれ、父が横浜税関に勤めることになり、生まれて直ぐに横浜に移る。本人は横浜商業を出て、横浜正金銀行に勤め、海外勤務も含めて…
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「写楽を追え 天才絵師はなぜ消えたのか」 内田千鶴子著

丹念に写楽に関する資料を追って、写楽は江戸時代の言い伝え通り、阿波藩お抱え能役者斉藤十郎兵衛であると非常に高い説得力を持って実証している。近年、写楽についての各種の意見が出なくなったのは、この人のおかげとも思う。 まず、当時の浮世絵出版界、芝居興業界の状況を描いている。奢侈禁制の時代でもあったのだ。蔦屋も歌麿が別の版元に去り、厳しい状…
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リリアン・メイ・ミラーの木版画購入

外国人が日本の浮世絵に魅せられて、自身で制作している作家として、ポール・ジャクレー、エリザベス・キースなどを知っていたが、このリリアン・メイ・ミラーははじめて知る。 アメリカ外交官の娘で、日本でこの技術を習い、後期の作品は自ら摺っていたようだ。(川瀬巴水などは摺りは職人にまかせていた)日本とアメリカが戦争をしたことを悲しみ、「自分の作…
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広重 「名所江戸百景 水道橋駿河台」の初摺り購入

ご縁があって、広重の『名所江戸百景』の「水道橋駿河台」の初摺りを購入した。 実は私は、この作品の後摺りは所持していた。だから本日、初摺りを購入すると同時に、後摺りの方を別の浮世絵商に買い取っていただいた。 マージンに難があるが、そうであるから私でも買えたわけである。色々な本所載の作品より、色が濃いめで褪色は少ない。江戸百の初摺り…
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「ボストン美術館浮世絵名品展」

今日、妻と江戸東京博物館で開催中のボストン美術館浮世絵名品展に出向く。古いところの浮世絵の鳥居清倍、鈴木春信にも、褪色しやすい紫、朱が残っているのに感心する。後期の北斎、広重にも摺りの良いものばかりで見事だ。いつも浮世絵商で観る褪色したものとは大違いだ。 春信の描く女性は少女のように可愛らしい。これが歌麿になると母性も感じるあでやかな…
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広重、英泉の「木曾海道六十九次」画帖仕立て

木曾海道六十九次の69枚が、画帖というか、本の形に仕立てられているものを浮世絵商で拝見。それぞれを中折りにして貼り付けて本に仕立てたものである。表紙にきちんとした表題がついており、そこには英泉については故人と明記してあるから、嘉永元年(1848)以降で広重が亡くなる前の安政5年(1858)の間に出版されたものとのこと。木曾海道が完結した…
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保永堂版東海道五十三次「三島」の購入

摺りの良い(早い時期)の「三島朝霧」の図を購入した。 これまで広重の作品は『名所江戸百景』に惹かれて、保永堂は買わなかった。『名所江戸百景』は出物が少なくなってきたという面もあるが、懇意の浮世絵商で色々と見せていただいている中で、この「三島」が目についた。保永堂版は、明確にこれが初摺りというのは定まっていないようだが、岩波書店から…
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広重 名所江戸百景「浅草金竜山」

今日は非常に冷たい日。外で15分もいたら、札幌にいるように耳まで痛くなった。いつもは昼休みに、画廊、浮世絵商、刀屋、本屋、園芸店などを散歩するのだが、寒いときは行く気がしない。 帰りにコートを着込んで、浮世絵商に出向くと、広重の名所江戸百景の中の「浅草金竜山」が売りに出ていた。浅草の観音様の大きな提灯が一部分だけ描かれた有名な図柄であ…
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江戸の紫→名所江戸百景「日本橋通一丁目略図」

出張が続いて出向けなかった浮世絵商に出向く。主人もいて、広重の名所江戸百景の一枚、「日本橋通一丁目略図」の初摺りを拝見。これがただの初摺りではなかった。実は私は、この初摺りを所有しているのだ。 今度の絵は、拝見すると「紫がなんか目立つね」「そうなんですよ。これが完品。紫の色が落ちていないんです」と。 そして初摺りの定番となっている広…
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「謎解き広重「江戸百」」 原信田実著

広重の「名所江戸百景」が出来た背景に、安政の大地震からの復興にともなう事象など、当時の江戸におこった事件が関連するという推論で、展開している本である。 浮世絵は当時の出版ジャーナリズムでもあり、世相が関連しているというのは想像できる。絵に秘められた謎的な話はさておき、当時の江戸の事件なども色々と調べてあって、興味深い。 「へぇーこん…
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名所江戸百景「墨田河橋場の渡かわら竃」

広重の名所江戸百景シリーズの1枚、「墨田河橋場の渡かわら竃」の初摺りを購入した。 ただ、マージンは補修してあり、状態も少し焼けていて、赤や、空の橙色が褪色している。その分、価格は安い。 隅田川沿いの今戸焼の窯場と、隅田川の渡しの一つ、「橋場の渡し」を描いている。季節は春。川向こうに桜が見える。この絵は好きな絵の1枚だが、以前、状…
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「海を渡る浮世絵-林忠正の生涯-」 定塚武敏著

これは感動した本だった。林忠正は明治の時代にフランスで浮世絵を商ったということを知っていたが、2003年、上野の芸大美術館における「工芸の世紀」展で、鈴木長吉が林忠正の指導で作成した12匹の様々な鷹の姿態の彫物に驚いた。鈴木長吉という職人とは別のプロデユーサー、あるいはパトロンとでも言うべき人物(ここでは林忠正)の役割の大きさを改めて認…
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