テーマ:近代史

「司馬史観と太平洋戦争」 潮匡人 著

つまらない本だった。司馬史観という言葉をよく聞くが、どういうことかと思って読んだが、別に詳しい説明は無く、ただ、日清・日露戦争については司馬遼太郎は肯定的に書いているが、太平洋戦争時の日本については否定的であるというか、馬鹿な戦争をしたとして認識しているのが司馬史観という意味らしい。 私は司馬遼太郎が好きだが、私から見れば司馬遼太…
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「日本の歴史 十三 幕末から明治時代前期 文明国をめざして」 牧原憲夫 著

小学館の日本の歴史シリーズの13巻である。本当の幕末から明治の前半を書いている。いくつか「なるほど」と思ったことがある。 一つは、幕末になり、旧来の武士が役に立たず、歩兵と銃の時代になり、歩兵=民の戦死者の扱いに、苦慮していることだ。萩藩は奇兵隊など諸隊の招魂場を作り、孝明天皇も文久2年に非業の死を遂げた志士の祭祀を命じていた。幕府歩…
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「日本史はこんなに面白い」 半藤一利 編著

これは編著者が、ある雑誌の対談から日本史に関するものを抜き出してまとめたものである。古代史から近代史にわたる。 面白かった箇所を列挙すると次のようなところである。やはり近代史に関するところが面白い。 <多賀敏行との対談>…外務省出身で『国際人の英語』などの著者 英語能力が低くて外交交渉が齟齬をきたした面がある。逆に日本語の…
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「昭和史裁判」 半藤一利 加藤陽子 著

広田弘毅、近衛文麿、松岡洋右、木戸幸一、昭和天皇を取り上げ、半藤氏が検事、加藤氏が弁護士(昭和天皇だけは逆で半藤氏が弁護士役)になって、戦争に対して罪はあるかを検証したものである。中身は専門的で、深い内容も含まれており、私などには理解できないところもある。また対談形式の為か、論理的ではないと言うか、話が飛ぶところもあり、わかりにくいとこ…
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「陰謀史観」 秦郁彦 著

陰謀史観とは、例えば太平洋戦争は、日本が開戦せざるをえないように、ユダヤのネットワークなどによって仕組まれたものであり、ルーズベルトは日本の奇襲を知っていたが、対応をとらず、非戦論が多かったアメリカ国民に「リメンバー・パールハーバー」という復讐心を植え付けて戦争に導いたとかいうものである。 著者は近代史における各種の陰謀史観を例に…
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「昭和史 松本清張と私」 渡部昇一 著

この本は渡部昇一が、松本清張が『昭和史発掘』で取り上げた事件を引用しながら、その労作を評価しながらも、自分の考えを追加したり、松本清張の説を時には否定したりしながら論を進めている本である。異を唱えている箇所は、松本清張は左翼シンパだったとし、その視点からの論述に対してである。 特に、昭和は暗い時代だったとの松本清張の論調を、いや、…
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「あなたが知らない太平洋戦争の裏話」 新名丈夫 著

著者は戦争中に毎日新聞の記者として「竹槍では間に合わぬ」という記事を書いて懲罰召集された人物であり、歴史は現場にいた者か、直接取材したものでないとの信念で、知られていない事件、エピソードを記している。 衝撃的な内容もある。例えばパレンバンの南方覇権第9陸軍病院で、その部隊長の某大佐は、無法な男で、糧秣からの支給品(タバコなど)を自…
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「昭和史の深層 15の争点から読み解く」 保阪正康 著

昭和史の論客の保阪氏が、昭和史でよく話題になる15の命題についてコメントしている。「慰安婦問題」、「中国人の強制連行」、「南京事件」、「沖縄戦における軍の自決命令」などの微妙な問題も話題としており、このような向き合う姿勢は評価したい。 問題によって違う側面を見せるが、こういう問題では、被害を受けたという外国側あるいは沖縄側の論点と…
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「妻と家族のみが知る宰相」 保阪正康 著

保阪氏による「昭和史の大河を往く」シリーズの第9集として編まれたものである。取り上げられている宰相は犬養毅、東条英機、鈴木貫太郎、吉田茂である。家族の談は、「家ではこういう夫である。社会での評価、あるいは歴史上の評価は関与しないが」というタイプと、「家ではこういう夫である。だから社会での評価、歴史上の評価も、そのようにして欲しい」という…
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「戦争と日本人 テロリズムの子どもたちへ」 加藤陽子 佐高信 著

歴史、特に近代史の加藤陽子氏(『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』http://mirakudokuraku.at.webry.info/201109/article_3.htmlの著書)と評論家の佐高信氏の対談集である。副題の「テロリズムの子どもたちへ」は、テロに走るのは子どもっぽい心情ということで、つけられているようだ。 こ…
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