テーマ:絵画

「名作誕生 つながる日本美術」 於東京国立博物館

昨日、妻と標記の展覧会に出向く。この展覧会は展観期間が限定されているものもあり、前期と後期では展示の作品が異なり、今は後期である。 「國華」という美術雑誌を明治期に岡倉天心などが中心になって発刊し、それが130年を迎える記念の展示会とのことだ。この雑誌は世界で最古の継続して発刊されている美術雑誌とのことである。現在、脚光を浴びている伊…
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「青い絵具の匂い 松本竣介と私」 中野淳 著

松本竣介と交流があった画家中野淳が、その交流状況を書きながら、松本竣介の人柄、絵に対する考え方などを浮き彫りにしている。良い本である。 最近の美術教育ではどうかしらないが、松本竣介は清澄な感じのする心に浸みてくる絵を画く画家で、現在は高く評価されている。 この本は、著者が松本竣介と実際に交流した範囲という枠を越えずに、淡々と人柄…
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「ゲルニカ ピカソが描いた不安と予感」 宮下誠 著

ピカソの作品「ゲルニカ」について書かれた本である。著者は「おわりに」の中で一つの作品に向き合うことについて「人は芸術作品を生み出し続けてゆくだろうし、人はそれについて言葉を紡いでゆこうとするだろう。その交流は時に心楽しく、時に厳しいものとなるだろう、しかし、それでもなお、芸術を語ることはとても大切なことだと思う。言葉を紡いでゆけばゆくほ…
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「蒐集道楽  わが絵蒐めの道」 窪島誠一郎 著

信濃デッサン館、無言館の館長が、自分の生い立ちや、絵の蒐集遍歴を、率直に語っている本である。いくつかの本に発表している文章も改めて収録されており、これは読んだことがあるというのも多い。やや露悪的に感じる箇所もあるが、それだけ自分に正直に書いているということだと思う。 印象に残る箇所を抜き出すと以下の通りである。必ずしも原文通りではなく…
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「絵本をめぐる世界の旅」展 於千葉市美術館

高校の同窓会総会が千葉であり、その前に妻と千葉市美術館で開催中の絵本の原画展を観に行く。スロヴァキアの首都ブラティスラヴァで2年ごとに世界絵本原画展というものが、ユネスコと国際児童図書評議会の提唱で1967年から開催されているようだ。2013年が第24回にあたる。その時にグランプリを取った絵本原画の展覧会である。 絵本と言っても馬…
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司馬遼太郎短編「千葉周作」「英雄児」「喧嘩草雲」「天明の絵師」「蘆雪を殺す」

司馬遼太郎全集31所載の短編の内、その分野では有名な人物について記した短編を取り上げる。「喧嘩草雲」「天明の絵師」「蘆雪を殺す」は、おもしろいことに江戸後期に活躍した絵師についてである。 「喧嘩草雲」の主人公だけは、あまり有名ではなく田崎草雲(梅渓)という人物である。下野足利藩の足軽の子であるが、父と同様に内職で絵を描いていた。絵…
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「世紀の日本画」 於東京都美術館

この展覧会は日本美術院再興100年ということで、前期と後期に分けて、院展に出品された名作を展示している。後期の展示を観に行ったことになる。上野の桜はまだである。 狩野芳崖の「悲母観音」(重要文化財)、それに横山大観の「無我」(子供の絵)、「屈原」という有名な作品が展示されていて驚く。「悲母観音」は技術に感動するし、「屈原」は画を画く人…
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「オークション物語」 藤井一雄 著

この本はバブル全盛期の頃に、フジヰ画廊の店主の藤井氏が経験した世界の絵画オークションの実態を描いている。絵画も投資物件の一つとして「週刊ダイアモンド」が藤井氏に依頼して、寄稿したシリーズを本にしたようだ。 日本、日本人が世界の絵画市場、と言っても購入の主役に躍り出て、バブル崩壊、イトマン事件等で退いていく時期であり、そういう興味も…
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