テーマ:司馬遼太郎

「新聞記者 司馬遼太郎」(産経新聞社)

司馬遼太郎は産経新聞社に勤めたことがあり、その時の逸話を集めた本である。司馬遼太郎こと福田定一は、22歳で復員し、大阪の新世界新聞に入社。それから京都の新日本新聞社に入るがつぶれ、昭和23年6月に産経新聞の京都支局に入る。そこから地方部、文化部を経て、直木賞を受賞後の昭和36年に出版局次長を最後に退職して作家活動に専念している。38、9…
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「鬼灯-摂津守の叛乱-司馬遼太郎全集39」 司馬遼太郎 著

「空海の風景」と一緒に司馬遼太郎全集39に採録されている「鬼灯(ほおづき)」を読む。荒木村重のことを戯曲にした台本だ。司馬遼太郎の戯曲は「花の館」とこれだけだけだと思う。荒木村重は摂津の国の守護職を織田信長の元で任された武将で、配下に高山右近、中川瀬兵衛清秀などがいた。明智光秀に先立って、信長に謀反を起こし、その際に、籠城している城を抜…
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「空海の風景-司馬遼太郎全集39」 司馬遼太郎 著

高野山に出向いたから、昔読んだ司馬遼太郎の「空海の風景」を再読した。当時は毎月購入していた司馬遼太郎全集に採録されているから読んだわけで、自分から興味を持って読んだのではなかった。その時の読後感は、司馬遼太郎の時代小説らしくないもので、歯切れも悪く、全体に印象に残らないという印象で、何となく空海のしたたかさを感じたものだ。 今回、…
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『街道をゆく』(司馬遼太郎著)から高野山、吉野山と熊野、大和の道

高野山、吉野山に行ったから、司馬遼太郎の『街道をゆく』の中から、関係のあるところを読む。『司馬遼太郎全集49』に含まれている。 「高野山みち」は九度山の真田庵からはじめている。関ヶ原後、大坂の陣まで真田昌幸・幸村(信繁)父子が配流されていたところである。正しくは善名称院という高野山の末寺だそうで、紀ノ川と丹生川があり、集落には一つ…
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「歴史小説の罠」 福井雄三 著

この著者の『「坂の上の雲」に隠された歴史の真実』(http://mirakudokuraku.at.webry.info/200909/article_10.html)を以前に読んだことがあるが、主張している内容は、それと同様であるが、少し詳しく、それなりに面白い。 この著者が、たかだか小説に過ぎない司馬遼太郎の著作に対して、目くじら…
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「司馬遼太郎全集27 世に棲む日日」  司馬遼太郎著

これは吉田松陰と高杉晋作のことを書いた小説である。前半は吉田松陰のこと、そして後半は高杉晋作のことである。今回は一気に読むのではなく、長い時間をかけて読んだ。 司馬遼太郎の後半の小説らしく、タクシーに乗って萩を走っている中で吉田松陰の血縁者のことを聞いたりという文章から小説に入り込んでいく。 この小説の中に、次の一節があり、なる…
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司馬遼太郎「壬生狂言の夜」「倉敷の若旦那」「アームストログ砲」「美濃浪人」「小室某覚書」「斬殺」

司馬遼太郎全集31所載の短編は、これで全部である。改めて司馬遼太郎の上手さを認識する。いずれも時代小説のジャンルになるが、時代の空気、その空気の中で生まれる主人公、そして時代にもてあそばれながら、人情、野心、欲望、思惑の中で、ストーリーを造っていく。 「壬生狂言の夜」は、新撰組隊士松原忠司と町の浪人の後家との心中事件を書いている。ひょ…
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司馬遼太郎短編「千葉周作」「英雄児」「喧嘩草雲」「天明の絵師」「蘆雪を殺す」

司馬遼太郎全集31所載の短編の内、その分野では有名な人物について記した短編を取り上げる。「喧嘩草雲」「天明の絵師」「蘆雪を殺す」は、おもしろいことに江戸後期に活躍した絵師についてである。 「喧嘩草雲」の主人公だけは、あまり有名ではなく田崎草雲(梅渓)という人物である。下野足利藩の足軽の子であるが、父と同様に内職で絵を描いていた。絵…
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司馬遼太郎短編「慶応長崎事件」「五条陣屋」「薩摩浄福寺党」「人斬り以蔵」「侠客万助珍談」

これは司馬遼太郎全集31に収められている短編である。幕末に関係するもの5篇について、取りあえず感想を記しておく。 「慶応長崎事件」は、長崎において土佐海援隊士がイギリス人を斬ったのではないかとの話をもとに小説にしている。主人公の2人はイギリス人の傍若無人のふるまいを見る。その後、福岡藩士と名乗る男に誘われて飲みに行く。酔った後に、別の…
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「司馬遼太郎全集38 翔ぶが如く 四」 司馬遼太郎 著

「翔ぶが如く」を全巻再読し終わった。書棚にある司馬遼太郎全集の棚を見ると「坂の上の雲」「菜の花の沖」が、それぞれ全集で3巻だが、この作品は4巻であり、司馬作品の中で一番の長編であることがわかる。全集の1巻ごとに次のように感想を記してきた。私は読み始めると全てを読むタイプだが、これは再読だから、時間をかけて楽しんだ。 第一巻目のブロ…
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「司馬遼太郎全集37 翔ぶが如く 三」 司馬遼太郎 著

全集でも全4巻の「翔ぶが如く」の三巻目である。この巻では、熊本神風連の乱の勃発をはじめとして、前原一誠の萩の乱などを経て、西南の役が始またところまでを書いている。 相変わらず、それぞれの事件に関与する人物を次から次へと登場させて、登場人物は多岐にわたる。はじめに薩摩の島津久光のことに触れている。鹿児島藩士の主君であり、西郷と並んで…
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「司馬遼太郎全集36 翔ぶが如く 二」 司馬遼太郎 著

全集でも全4巻の「翔ぶが如く」の二巻目である。第一巻目のブログhttp://mirakudokuraku.at.webry.info/201402/article_3.htmlから時間がたった。この巻では薩摩の西郷派の人物として海老原穆が登場する。東京の中で反体制的運動を行い、主人公の大警視川路利良がマークする人物になっている。評論新聞…
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「司馬遼太郎が描かなかった幕末」一坂太郎 著

この本は、史実から司馬遼太郎の小説における虚構を吉田松陰、高杉晋作、坂本龍馬の3人について指摘している本である。相手は小説なのに、歴史家が、その虚構を批判するという大人げないことをするのは、司馬遼太郎の小説が史実と思われやすい点を危惧している為である。確かに虚構は、歴史上の人物に失礼になる面もある。また、それだけ司馬遼太郎の影響力が強い…
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「司馬遼太郎全集35 翔ぶが如く 一」 司馬遼太郎 著

「翔ぶが如く」は全集になっても4分冊という大長編である。文庫で10冊セットのようだ。新聞小説で発表されたと記憶している。今、昔、買った全集を引っ張り出して、往き帰りの電車内で楽しみながら読んでいる。本来ならば全てを読み終わってから掲載すべきかもしれないが、本当に大長編であり、ここに第一巻の感想をアップする。 この小説は、明治期に警…
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「歴史の中の日本」 司馬遼太郎著 『司馬遼太郎全集68』より

私が持っている個人全集は司馬遼太郎だけだ。もちろん刊行される都度読んできたが、再読する機会はなかった。歳も歳であり、再読していこうと考えている。刊行された当時は、世間でも大家として認められていたが、それでも大衆小説家と、私の友人などは蔑視していたものである。 八重洲ブックセンターから、毎月、社員の注文した本が届き、机の上に置かれていた…
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