帝国ホテルの「レ セゾン」

先日、帝国ホテルのフランス料理「レ セゾン」にご招待いただく。
フルコースだが、いずれも美味しいお料理だったが、印象に残ったものを記しておきたい。

まず前菜の一つで、メニューには「鮪と野菜のコポー 生胡椒のクリームとキャヴィアに見立てたブラックベリー」とある。
マグロの漬けに、キャビアかと思うと、それが生胡椒の粒というものがかかり、胡椒のピリッとした感じが、これからのメイン料理に向けて食欲を刺激してくれるようであり、感じ入る。

魚料理は、地中海の魚とのことであるが、ルージェという甘鯛のような白身の赤い皮がわずかに残る魚を網目を付けて焼いたもので、あっさりして食べやすい。そこにルッコラ(フランスではロケットと言うようだが)の緑のペースト状のソースも合っており、また見た目も美しい。メニューを見ると「ルージェのグリエ ロケットのクーリーとレモンのピュレ」とあり、確かにレモン味もあったようでなるほどすっきりしていたわけだと思う。

メインの和牛のサーロインは、厚く、食べやすく事前に切ってあり、私の下手なナイフさばきで、肉汁が減じることもなく、そのまま口に入れて味う。厚い肉なのに、とろけるような美味であり、ここまで柔らかくて美味しいお肉は生まれてはじめてだ。量は多くなく、ちょうど良い。
付け合わせのインカの目覚めというジャガイモも、黄色の濃い、また味もサツマイモのように甘みがあるもので良い味。

フランス料理はチーズがメインの後に出てくるが、今回のはコンテチーズの48ヶ月熟成というもので、今でも思い出すほどの濃厚な風味に驚く。合わせ味に甘みのあるジャムなどが一緒だが、強烈で思い出に残る味でした。4年熟成というのはほとんど市場に出ないと説明を受けた。
私は以前にも、コンテの美味しさに目覚め、時にデパートなどで買い求めていたが、今回の濃厚さは凄かった。
ありがたいご馳走であった。

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