「戦国 武士と忍者の戦い図鑑」小和田哲男、山田雄司 監修

 図解の簡単な本である。ただし忍者の話はともかくとして、武士の方ではなるほどと認識した記述もあった。
 戦いにおける動員では、陣鐘を背中に背負った人物と、それを後ろから叩く人物が領内をまわって、合戦の有無を伝えたことや、同様に合戦時には太鼓を背負い(背負い太鼓)、それを後ろから叩き、進退の合図をすること、背負い太鼓の代わりに陣鐘、陣太鼓や陣中太鼓があることを知る。
 合戦前の験担ぎには上帯切り(鎧を脱がないという決死の意思を示す儀式)ということがあることを知る。
 また兵糧袋の形態や打飼袋などの陣中食糧の携帯方法、戦時のトイレの方法などは他の本ではふれられていないことである。
 武器では、大砲の後装式の構造、石礫を投げる時の投弾帯などが具体的にわかる。
 また兜に顔を覆う面具(惣面、半頬)などを付けると、顔がわからず、影武者も現実的にできたことを知る。
 防具に楯があるが、それには掻楯、手楯、竹束あること、そして旗印と馬印(特定の武将の位置を示す)の違い、戦場での敵味方の識別の為の合言葉、袖印(左側の袖)、刀印(刀の端につけた)、笠印などもなるほどである。
 また馬の防具も大変だったことが理解できる。

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