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zoom RSS 詩仙堂、円光寺

<<   作成日時 : 2018/12/18 08:51   >>

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法事があり、京都に出向く。紅葉も終わり、雪も無い時期であるが、洛北の詩仙堂、円光寺に出向く。私はこの二つの場所は好きである。詩仙堂の入口にかかるように白いサザンカが咲いていて迎えてくれた。ここの建物はどうということはないが、庭はよく出来ている。なおここは正しくは凹凸窠(おうとつか)というようで、でこぼこの土地に建てた住居という意味だそうだ。その名称の通りに、段差のある敷地をうまく使った庭園は魅力的である。

これまで上、中、下の三段になっていると思っていたが、五段ほどの高低差がある土地を活用している。上段の庭は建物(詩仙の間)から出られる庭で白砂を敷いた庭であり、ツツジの丸い植え込みが境界を形成している。もちろん借景に紅葉が見える。その下に獅子威し(鹿おどし)がある段があり、そこから中段のススキを噴水のようにしつらえている庭がある。池があり、そのほとにはトクサが植えてある。そこから下段の庭に2方向から行ける。その一つには藤棚があり、下の建物に至る。

東山からの水流が横に流れていて、大きな竹薮が背景になっている。この屋敷の上は八大神社で、そこには一乗寺下り松の切り株が安置されていた。

これを作った石川丈山も不思議な人物である。徳川家の臣でありながら、33歳で藤原惺窩に朱子学を学び、母に孝養を尽くすために広島の浅野家に十数年仕え、54歳の時に京都にきて、59歳で詩仙堂をつくり90歳まで生きる。朱子学だけでなく、書道、漢詩も大家で煎茶の一つの流派の祖でもある。

円光寺は、紅葉の時期が最高だが、そこの十牛之庭の周りの紅葉が枯れ枝になっていた。池の周りには紅葉の落ち葉の残りが残っていたが、この清掃も大変だと思う。きれいな苔が生えており、熊手のようなものでの清掃はできないだろう。池の中に落ち葉の清掃も半端な作業ではないと思う。この池=栖龍池は洛北最古の泉水とのことだ。

入口に入る前に、平成になって整備された枯山水の庭=奔龍庭がある。龍を暗示しているような石棒が突き刺ささった石組であり、面白い庭である。昔の井戸の部材も活用しているようだ。白砂を渦巻き模様に掃き清めていて美しい。

裏山に墓所があり、徳川家康を祀る場所もある。墓所には村山タカ女の墓と、マレーシアの王族で広島大学に留学中に原爆の被災を受けて亡くなったの墓がある。井伏鱒二の『黒い雨』を読んだばかりであり、なんとも言えない気分となる。

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