渉成園ー枳穀邸ー

葬儀で京都に出向く。祖父母、伯父、叔父、叔母の墓所である三条蹴上の仏光寺と、四条の仏光寺にまず出向き、墓参する。
宿を京都駅前にとったから、東本願寺の別邸でもある渉成園だけに出向く。ここは大きな池があり、その池越の遠くに往古は東山の阿弥陀が峰を借景としていたことが理解できる。
詩仙堂を作った石川丈山が手がけたとの伝承もあるようだ。詩仙堂と違って平坦な地での庭づくりであり、池と池の中の島などにアクセントを置いたと思われる。

市街地にあったから、建物の大半は蛤御門の変で焼けてしまい、建物は京都の寺院にしては新しい。だけど池に面した茶室の臨池亭、滴翠軒や、池の中にある島に建つ縮遠亭、漱枕居などは魅力的な建物だ。
池(水面)の水際というより、池の中に乗り出すような建物だ。

池の中の島に建つ縮遠亭は、建物を支えている柱がよく見えるが、その細さは可憐であり、心配になるが、健気で魅力的である。

また傍花閣という山門は横に階段があり、その屋根などの形も面白い。上がれないが階上に四畳半の部屋があるようだ。園林堂へ至る門のような位置に立ち、入口もあるのだが、単なる門ではない。

入口に石を抽象的に積み上げた大きく横に長い高石垣がある。この石垣は様々な形の石を重ねて組んでおり、それが造り出す模様は面白い。本当に抽象画だ。
魅力的な石灯籠もいくつかあり、また石組みの井戸や、手水鉢なども特異な形で面白い。

今の時期は夏の終わりであり、夏の名残花のサルスベリや、睡蓮などだけである。萩はこれからだ。また池の端に丹楓渓と称される紅葉の林があり、季節にきてみたい。

桜は傍花閣の周囲にあり、また梅林がある一角もある。

池(印月池)には睡蓮が繁茂し、侵雪橋から北側の池には細かい葉を持つ水草が繁茂していたが、手入れができていない感じである。
庭全体の掃除も、それほど行き届いていない感じもある。京都の名園は庭師が管理していると感じられるが、ここは行政の公園管理者委託の業者が担当しているという印象だ。

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