新日本フィルハーモニー交響楽団+牛田智大氏(習志野文化ホール)

日経ご愛読者キャンペーン2017ということで、安い価格で聴けるコンサートである。価格が安いからと言って、演奏家は手を抜いていない。何年か前に実に面白い「新世界」を聴いたので、今回も申込、妻と出向く。(その時のブログ記事 http://mirakudokuraku.at.webry.info/201409/article_6.html

今年はグリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番ニ短調OP.2とベートーヴェンの「運命」である。指揮は山下一史氏である。

ラフマニノフの時は、ピアノが牛田智大氏という1999年生まれの若手のピアニストだ。曲そのものはラフマニノフの2番の方が印象に残るが、この曲におけるピアノの演奏の高度で習熟を要求される技術は凄いものである。それを牛田氏は見事・壮絶と言えるようにこなして、演奏終了時の大団円においては、会場が割れんばかりの大拍手であった。この曲の最後の終わり方はもの凄く派手で、今、曲の解説を知ると「ラフマニノフ終止」と呼ばれているようだ。

ピアノの熱演に合わせた新日本フィルの楽団員の演奏も素晴らしい。

「運命」は指揮者の山下一史氏の解釈なのか「堂々とした演奏」というのが私の印象である。ベートーベンの曲は改めて凄いと思う。それぞれの楽器が力いっぱいに演奏するパートがあると思えば、単独の楽器が静かに演奏するところもあり、早く早く演奏するところも、逆にゆったりと演奏するところなど、見事な曲だと思う。
このように色々な楽器の音色がわかると同時に、それらの楽器の音色が全て集まって奏でる演奏もある。

ラフマニノフの3番は同様な調子のメロディが少し長く感じるところもあるが、べートーベンの方は全てが頃合いにまとまっていて、隙が無い。

グリンカという作曲家はロシアにおける初期の作曲家とのことだ。オープニングにふさわしい華やかな短い曲であった。

アンコールはピアノの方はラフマニノフ、オーケストラの方はシベリウスの曲とのことだが、私には曲名はわからない。

今回は良い席で、やや前方の中央で、全ての音が集中するような所であった。ラフマニノフの演奏を終えた牛田氏が妻の斜め前に座って、「運命」を聴いておられた。妻は牛田氏の手指を観察したようだが、あのダイナミックの演奏をしたとは思われないような指だったと言っていた。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック