映画「敦煌」 

ある方とのお話の中で、騎馬の戦いの話が出た時に、佐藤寒山先生の息子さんの佐藤純彌監督作品の「敦煌」の騎馬の話が出て、DVDを貸していただく。

見て心を揺さぶられて感動するという映画ではないが、当時の人民解放軍の兵士と騎馬を動員して撮ったスケールの大きい映画である。
井上靖の原作の映画化であるが、私は若い時に読んだ小説であり、内容を忘れてしまっている。

映画では、科挙試験に失敗してというか諦めて、西域の西夏に向かう主人公が、西夏軍の漢人部隊に参加することになる。この部隊がウイグル人と戦い、滅ぼした後にその王族の娘を助ける。そして恋仲になるが、軍の命令で西夏文字を習いに行くことになる。
漢人部隊の軍司令官に娘のことを託して出向く。後を託された漢人部隊の司令官もこの王族の娘に惚れてしまうことが、後の話の中でわかる。
そして主人公は西夏文字に習熟するが、ウイグル人の王族の娘は西夏の王と結婚することになる。お互いに話はできないが、再会する。そして結婚式の席上、望まぬ結婚に絶望して、この王女は自殺する。

この後、西夏軍は敦煌を自分の所領に加えようとする。この時、主人公は敦煌に来ていて、西夏語と漢語の翻訳に携わり、その過程で莫高窟を見て、仏の教えにも安らぎを感じるようになっている。

西夏軍に屈服を求められた敦煌では、西夏の漢人部隊の司令官が西夏を裏切ることを決断する。今一歩のところで西夏の将軍を逃し、後に西夏軍から攻められる。
落城の寸前に、集められていた仏教の書物などを、莫高窟の中の洞窟に隠す。皆、死ぬが後の世(900年後)に埋もれたいた多くの書物が発掘されて、欧米や日本の探検隊が持ち帰る。
このような物語である。

今ではできない大変なロケだったと思う。ちなみに、この作品は1989年の日本アカデミー賞の作品賞と最優秀監督賞を受賞している。
佐藤先生のご子息は、純彌監督が次男で、ご長男純一氏は東大の名誉教授でロシア語の専門家である。

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