東山魁夷記念館 「風景巡礼その3 祈りの心」 

市川市にある東山魁夷記念館である。ここは東山魁夷の住宅の跡に建てられた記念館で、本画の展示は少なく、リトグラフなどが大半である。新聞社からもらった券で妻と出向く。

いつも絵(特に本画)の展示は少なく、1階は東山魁夷の手紙やノートなどの資料や、生い立ちからの経歴が展示されている。使用した緑の岩絵の具が微少な色の差異別に並べてあったりしている。若い時は短歌も作っていたことも知る。京都の風景を画いたのは川端康成に、今、京都を画いておかないとと言われたからとあった。今とは昭和39年~41年頃の話である。

本画の「雪野」はドイツの風景ということだが、日本における枯れた秋草に雪が積もっているところを描いたような作品で暗い感じがして、寂しい絵で好きな絵である。よくこのように何気ない景色を絵にしてしまうものだと感心したら、妻が変哲も無い道を「道」という名作にした人だものと言うが、確かにその通りである。

他は唐招提寺の障壁画の「濤声」に至るまでの絵が、リトグラフだが展示してある。波濤の色が、寺院の中の和風のふすまに逢わないような感じもするが、こんな感想は実際に唐招提寺の当該室に出向かないとわからない。
鑑真上人が中国から何度も日本に渡航することを試み、失敗し、失明までして来日された辛苦を思い浮かべて、波濤を画いたと説明にあるが、穏やかであるが見事な浪だ。

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