「始皇帝と大兵馬俑」展 於東京国立博物館

兵馬俑は現地に出向いて観ているのだが、今回の展覧会に出向く。ちなみに、以下のアドレスが、現地に行った時のブログ記事だ。http://mirakudokuraku.at.webry.info/201204/article_9.html
今回の展示では、秦が発展してきた経緯、それに伴い、周辺国の文化を取り入れてきたことが展示で実証している。その周辺国の文化の中では北方草原の文化における鍍金牛文帯飾板がなかなか力強いものだった。騎馬に関連する装具は充実しており、騎馬民族の武装を取り入れたことで兵力が上がり、それが中国統一の力だったのではなかろうか。

また、面白いと思ったのは兵馬俑のミニ版のような陶俑が、兵馬俑ができる前から秦の墓制の中で行われていたことを知ったことだ。日本の埴輪と同じようなものだ。こういう文化の延長に兵馬俑があるわけだ。

兵馬俑は改めて、写実的で驚く。後ろ側からも観られるような展示方法だったから、背中、背中側の肩の肉など、実にリアルだ。顔の彫りなど、ほんとうに上手だと思う。顔を見ると、人物の性格までわかるような彫りである。
馬も躍動感がある。

今回の展示では、本物の兵馬俑は10体も無いが、模造した兵馬俑がたくさん並べてある。その一部が、写真撮影用のコーナーになっている。その模造された兵馬俑はもちろん前面だけであるが、肩は丸い棒のようになってしまい、観られたものではない。紀元前3世紀の技術、感性の方が優れている。

石を小札のようにして鎧、兜を造ったものが展示されていた。見事であるし、身体に即して柔軟性を持った鎧を、このような発想で製作した知恵は日本の鎧兜に引き継がれている。

あと本物ではないが、銅製の車馬が展示されているが、本物は凄い工芸品である。サイズは実物の1/2とのことだ。馬を操る技術に長けた民族だったのだろう。

展示品の中では玉剣・金剣鞘が見事である。玉で造った剣だから、実用ではなく、飾りだと思うが、両刃の剣である。鞘が金で変わった唐草模様のような彫りであるが、豪華である。

また水道管の実物が出ていたが、こういう土木技術は大したものである。

今回は常設展の一部が工事中であり、常設展は観ないで帰る。

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