小石川後楽園

昨日は妻と小石川後楽園に出向く。邸内の紅葉はあと一週間くらい先ではないか。池の周りには紅葉が多く植わっている。ここには何度か来ているが、都心の中の良い場所である。ここで残念なのは借景がビルや東京ドームであることだが、仕方が無い。

京都の名所(大堰川、渡月橋、音羽の瀧、通天橋など)の名前が付く箇所は、それを見立てたところである。中国の名所、西湖の堤、それに木曾街道の風情を模したところなどがある。水戸藩に招請した朱瞬水の意見も取り入れたようだ。
外国人の参観者も多い。浅草などより、こちらや浜離宮の方を案内するのがいいと思う。日本人の写真を愛好するグループが、池面に写る紅葉の姿を写真に撮ろうと群がっていた。望遠レンズを構えた一群がいる池端があって、尋ねると、カワセミが時に来るようだ。今でも鴨のような水鳥が羽を休めていた。水があると、鳥は多くなる。

この地は昔は大きな池があったところのようで、地盤が悪かったのだろう。もちろん庭は、その昔の地形を生かして大きな池(大泉水)を中央に配している。また内庭(ここが昔の表玄関と藩の書院があったところ)にも池がある。
全体は池泉回遊式の構成で、山に見立てた高低差のある丘も多い。一方に海岸を模した松原、その奥に稲田、カキツバタの群落、さらに梅林という開けた一角もある。水戸藩の屋敷であり、梅林は他藩の江戸屋敷には負けてはいられない。

一つ松という赤松は池の端にあるが、立派な姿である。小川を挟んだ対岸に、しだれ桜もある。邸内の道は石畳だが、その石も自然の丸石に切石と面白い。
石と言えば、円月橋という錦帯橋のような丸橋で、下部を丸く刳りぬいたように見せる石橋は中国風だが、見事である。
池の中の蓬莱島には徳大寺石という瀧のような大きな石を立てている。また西湖の近くには屏風岩という、これまた立派な石が立っている。

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