「読響×夏のベートーヴェン 二大傑作<皇帝>&<運命>」 於かつしかシンフォニーホール

読売日本交響楽団による演奏会に出向く。この頃、時々、生の音を味わいたくなる。この日はメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢 序曲 Op2」と、ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」、それに交響曲第5番「運命」である。
場所のかつしかシンフォニーホールははじめて出向くが、京成の青砥駅から近く、音響効果も良いホールだ。錦糸町のすみだトリフォニーホールも私の家からも近いが、ここも便利である。

「運命」は曲そのものが本当に名曲だと思う。ベートーヴェンは偉大だ。指揮は園田隆一郎氏である。この曲では楽団員の皆さんが、それぞれの楽器を一生懸命弾き、奏でており、その気持ちが聴いている私にも伝染し、曲の世界に引き込まれた。この曲では、それぞれの楽器が力一杯に弾くパートが多いが、一方で秘やかに弾く部分もあり、それとの対比も気分が良い。
生だから、ヴァイオリンなどの弦楽器で、弾く弓の動きが大きく、上体まで揺らすような演奏ぶりも観られるのも楽しい。
またステレオと違って、それぞれの音が明確になり、オ-ケストラのどの辺から出てくるかもわかり、奥行きが違う。

このホールは金管、木管の楽器の音がよく通る感じで気持ちがいい。ヴァイオリンの音は思い切り弾いても、そんな大きな音にならずに適度な音色で気分もいい。そこに打楽器も響く。

「皇帝」はピアノ協奏曲だからピアノ奏者のアンティ・シーララが参加して演奏する。ヘルシンキ生まれの人で、今はミュンヘン音楽大学の教授とある。派手な技巧とかは無縁に、きちんと透明感のある澄んだ音を奏でていて気持ちがいい。ただ、私には何となくオーケストラがピアノに遠慮しているような気もしたが、私より音楽に詳しい妻は「合わせているのよ」ということだ。

「真夏の夜の夢 序曲 Op2」は、題にとらわれて、なんで真夏の夜の夢が、この曲想なんだろうと考えながら聴いてしまった。こういうことは考えずに、音楽は「運命」を聴いた時のように、溢れる音に身をゆだねるような感じに陥るのが楽しい。考えて聴くものではないということだ。

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