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zoom RSS 平成27年新作名刀展 於刀剣博物館

<<   作成日時 : 2015/05/15 21:39   >>

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刀剣博物館で開催されている今年の新作刀展に出向く。もう一つの団体が開催している新作刀展は長野県坂城であり無理だ。いい加減、一緒に開催すればと思う。以下は刃文中心の感想で、しかもメモも取らずに観てまわっただけだから、私の印象に残ったものについてのコメントである。(以下の刀匠、金工の敬称略)

無監査の河内國平は、陽の体配、陽の刃文の古備前のような刃文だ。映りが実に感じよく出ているように見える。
大野義光のハバキ上の、腰元あたりの刃は「流れる雲」のように丁字の焼き頭を棚引かせており、面白い。意欲的だと感じ、好ましい。
法廣は地味な焼きの低い直刃だが、手に取って地鉄を鑑賞してみたい気がする刀だ。いい刀の匂いがする。
美濃国兼國は大互の目刃で、大胆であり、一つの行き方だ。
日州國正は、棟も焼いて皆焼き風にしている。荒削りの刃文だが、この人の刃文からは力を感じる。人間としての力がある人なのかもしれない。
東都高砂義一の刃文は、以前に観た大東京のビル群を遠望したように見える丁字ではなく、普通の丁字になってきた感じだ。私は現代東京の鍛冶のようなものを期待したいが、このような古作の蛙子丁字がいいという人もいるだろう。

高松宮記念賞の善博の刀は、互の目は交じらないが長光写しのような刃文だ。直丁字と言うには高低がある。河内國平ほどではないが、映りも出ているような感じだ。手に取って拝見したい。

青江・豊後高田のような刃文(無技巧の細かい丁字で足・葉が繁く交じる)の刀が二振りほど出品されていたが、これはこれで面白い。

私が知らなかった刀鍛冶の名前が多く、ある意味では頼もしい。生活は大変だと思うが、今後、精進して欲しいと思う。
浩という一字銘の鍛冶が小烏丸写しを出品していたが、刃は明るく、印象に残る。地も明るくなれば名刀だ。

ただし、入選作の中にはきぶい刃のものもあり、観てられないものもあったが、これからであろう。

入選作と言えば、彫金の入選作の中にも酷いものがあった。入選も選出の結果だと思うが、彫金の方は出品作が少ないのかもしれない。団体が2つに分かれている弊害かもしれない。陳列すべきでないものも陳列されていたと感じる。

雅臣は長州鐔、武州伊藤鐔を上品にした感じであるが一つの作風になっている。
義之も文字を透かして特色があり、好ましい。

金家、彦三とかの名工の作品を狙うのも一つだが、こういうのは人間としてのある境地の到達が前提になるものではなかろうか。まず技術力として、長州鐔、武州伊藤鐔あたりからクリアしていくのが堅実である。

刀身彫りでは、万里が宗勉の短刀に風神・雷神を彫ったものが面白い。刃文部分を消して、彫りのできる刀身部分を幅広くして、そこに彫っており斬新で、面白かった。

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