皇居乾通り一般公開と、「アンディ・ウォーホル展」(於森美術館)

天皇陛下の傘寿記念ということではじめて皇居乾通りが開放された。皇居坂下門の近くに10時20分頃着いたら、すでに長蛇と言うか太い列が出来て前へ動かない。動き出して坂下門に入場できたのは75分待ち後の11時45分であった。荷物を持たないと手荷物チェックが不要となり、早く入場できるようだ。

坂下門から入るが、乾通りの桜樹の数もそれほど多くなく、また樹もそんなには大きいものでもないから、桜見物としてはモノ足らない。また桜も満開後の風情である。ソメイヨシノだけでなくシダレサクラ、ベニシダレサクラなどもある。一方で山吹の花やカエデなどの芽吹きも観られた。乾通りは、右側に蓮池壕が続く通りで、道幅はそれなりにある。蓮池壕越しに富士見多聞櫓が見える。今までは東御苑から眺めた櫓だ。途中、左側に道灌壕だと思うが、自然の風情が残るところがあり、趣がある(今から思うと山吹が咲いているところが道灌壕であり、太田道灌の故事に因んだのだと思い至る)

ほぼ750㍍ほどの乾通りを通って乾門から出て、北の丸公園を通って九段下の駅に向かう。北の丸の桜も満開を過ぎている。九段下で突風が吹き、まさに文字通りの「桜吹雪」が舞う。空一面に桜の花びらが舞い狂い、舞い降りる。前夜の雨で濡れた桜の花びらであり、顔にかかると冷たい。帝京大関係の入学式が武道館であったようだが、ここに参列した学生も、見事な桜吹雪に思わずどよめき、整えた髪や新調のスーツに花びらが付く。「桜吹雪」も桜見物の一つであり、印象的だった。この日の桜は、「桜吹雪」。

次に、六本木の森美術館のアンディ・ウォーホル展に出向く。これは予想外に素晴らしい。ウォーホルは若い時は商業デザイナーをやっていたが、その時の作品の「靴と脚」というタイトルだと思うが、オレンジと赤の交じったような色で女性の脚(ストッキング)と靴(ハイヒール)を描いたもの。縦長の作品だから3つのキャンバスに分かれていたが、これが美しい。生き生きした脚で、なまめかしくもある。きれいな線だ。他に靴関係の作品があったが、これらは魅力的であった。

あと白黒だけの絵だが、「バスタブ」を描いた図が、すばらしいデッサンで感銘した。

有名なキャンベルスープ缶の絵も、改めて観ると、ハッとするものだ。このような驚きを与えるところが芸術だということだ。
マリリン・モンローなどの有名人の写真を加工した絵。これらは色が美しいと心底思った。これまではモンローなどの有名人の顔を使って、観る人をひきつける商業的な絵と思っていたが、印象は一変した。何とも言えない色合いであり、色使いの名手だ。この前に観たフランシス・ベーコンの色使いとも共通する印象も持つが、ウォーホルの方がパステル調である。また、これらの絵は1枚で観るよりも、この展覧会のように何枚も一緒に観ると、それぞれの色使いの違いがわかって、より美しいと感じる。
絶滅危惧種の動物を描いた絵のシリーズも、このたぐいの美しい色のシリーズでまとめられている。

本人が撮った写真から、他人が撮った写真もたくさん陳列されていた。また映像作品も造っており、それが会場に上映されていた。同じ映像(動きが少ないという意味)を撮り続けるような映像もあり、それなりに面白い。

自画像も写真作品も含めて多い。画家にとっての自画像というのは何なのだろうと改めて感じる。自画像が多い画家は、いい画家が多いような印象も持っている(定量的に分析したわけではなく私の印象である)。

帰りに、六本木ヒルズのスカイデッキに出る。屋根の無い54階の屋上であり、風も強い。カメラ、携帯以外は持ち込み禁止となっている。羽田空港に降りる飛行機が近くに見え、海ほたるの建物も遠望できる。富士山は見えなかった。青山墓地の広大さも改めて感じる。赤坂御用地も広い。神宮外苑、新宿御苑、明治神宮の緑地もここから観ると、よく目立つ。色々な建物の形状もあるものだと面白かった。

妻の万歩計は13000歩を超える。

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