大阪交響楽団 東京公演「忘れられた作曲家たち」

日経の読者サービスの一つとして、すみだトリフォニーホールの標記コンサートに出向く。今日は3階席だったが、このホールは音はきれいだと感じる。ただ、やはり3階席は1階席ほどの音の迫力はない。でも3階からだと全演奏者の演奏ぶりがわかり、興味深い。当たり前の話だが、ヴァイオリンならヴァイオリン奏者全員が、同じように弓を動かして弾いているのをみると、さずがはプロだと思うし、その動きはきれいである。

「忘れられた作曲家」ということで、今回はジュゼッペ・マルトゥッチの「夜想曲」、マックス・ブルッフの「2台のピアノと管弦楽のための協奏曲」とヨハン・スベンセンの「交響曲第2番」という演目であった。
真ん中の曲「2台のピアノと管弦楽のための協奏曲」を除くと、おとなしい、おだやかな感じの曲である。単調なところもあり、印象に残らない。忘れ去れているのも仕方がないかと思う。
ブルッフのは2台のピアノの協奏曲では、ともに30歳の若手ピアニストの山本貴志氏、佐藤卓史氏が隣り合ってピアノを並べ、熱演しているのが、3階席からだからよくわかり、そういう面でも楽しかった。オーケストラとピアノの協演に、ピアノ同士の協演であるが、時にオーケストラとピアノの競演になったり、ピアノ同士の競演という感じにもなり、面白い。

演奏はいつもの新日本フィルではなくて、大阪から来た大阪交響楽団だが、このような忘れられた作曲家の曲を取り上げるのも、意欲的で偉いと思う。美術における作家の数に比して、音楽の作曲家の数は極端に少ない。本当は、美術と同じくらいいるのだと思うが、CDになっている作曲家、演奏される作曲家が少ないだけなのであろう。

私などは音楽に詳しくないからわからないが、わかる人には楽団の違いによる音の個性などもわかるのだろう。

ブラボーの声がかかるが、なぜ日本人がブラボーなど言わないといけないのかと悲しくなる。歌舞伎でも「成田屋」とかの短い声、大相撲では「白鵬~」とかの伸ばす声もかかるから、世界共通なのであろうが、日本人らしい声のかけ方を音楽ファンは怠っていたのだ。
ブラボーなんてちゃんちゃらおかしくて言えないのだ。

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