「渡辺崋山《風竹図》と為書の愉しみ」展 於佐野市吉澤記念美術館

先日、栃木県佐野市の旧家に伺い、錆びた刀装具をいただいてきたが、赤錆びを落として蘇らせて、金工の履歴を調べると、地元に縁のあることがわかる。そこで、このような作品ならば地元で保管するのもと考え、旧家の方や、その方を通じて地元の美術館などに保管の打診をしてもらっており、その最終確認も兼ねて出向く。結論は私がいただき、関連する展覧会があった時に里帰りをさせるということにした。

佐野市吉澤記念美術館では、今回は地元の吉澤家に伝わる渡辺崋山の風竹図を中心とした展示であった。渡辺崋山が自刃する3年前に、蛮社の獄で罪に問われていた時代に、この地区の崋山の弟子が催した会に招かれ、特に、吉澤家の当主に頼まれて、崋山が描いた図である。
崋山が吉澤家が天明の飢饉の時に蔵を開けて窮民を救った故事に感激して画いたものだけに、気合いが入っていて、良い絵である。

この絵を写した当時の画家の「風竹図」の作品などが展示されてある。中にはやはり佐野市にある渡辺崋山の風竹図の作品も展示されていた。
他に、高久靄厓(あいがい)の絵もあり、その中では「芦華図」がいい。

なお、渡辺崋山の助命嘆願に、この地の人は尽力したようで、関連する手紙等の資料も展観されていて、この内容も精査していくと面白いと感じる。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック