新橋演舞場「吉例顔見世大歌舞伎」

歌舞伎は久しぶりだ。猿之助の新作歌舞伎を除くと、古典物は本当に久しぶりな感じだ。古典歌舞伎は観ていてもセリフがわかりにくい。加えて、劇も通しで演じるのではなく、特定の幕だけということが多く、ストーリーを事前に知らないと理解しにくい。さらに付け加えるとと、劇における人物設定も「○○、実は△△」というのが多いから、基礎的知識がないと楽しめない。今回はチケットをいただいたので、出向く。

「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」も上述したような内容だから、イヤホンガイドを妻と借りる。これは歌舞伎鑑賞などには有効だ(美術品鑑賞では、観て感じてもらうことには、かえって邪魔ではないかと危惧しているが、人によってはかえって鑑賞が深まると言う人がいるかもしれない)。

歌舞伎スターが決める場面での見栄を切るスタイルも、見世物として印象的に見せるためには有効な場面作りだと改めて思う。
今回の劇は熊谷二郎直実が平敦盛を討ったという史実があるものであり、その史実と歌舞伎のストーリーがあまりに違うから、非常に違和感も感じるが、だんだんと舞台に入り込んでいくようになる。

「汐汲」で坂田藤十郎の踊りである。翫雀が振られる男を踊ったが、その姿(衣裳)と踊りが良かった。踊りは男踊りの方が所作がキビキビしている感じで好きだ。

「四千両小判梅葉」は明治になって作られた歌舞伎であり、わかりやすい。もっとも場面を省略しての公演だから、解説を聞かないとわからないが。
ちょっと前に幕末の歴史書で江戸城の御金蔵が本当に泥棒にあった事実を知っていたから興味深かった。その御金蔵から4000両を盗んだ犯罪者が主人公である。時の権力者に反対すれば、犯罪者でも庶民はヒーローにするようで、興味深い。
伝馬町の当時の牢内の場面がよく描写・演じられていて、興味深かった。

今回は、劇場内の食堂ではなくて、銀座三越の美濃吉で1050円のお弁当を買って、幕間に食べたが、各おかずは美味しかった。ただ男にとっては量は少ないが。(劇場内は250ミリのお茶のペットボトルが200円。普通は100円以下であろう。こういう発想は時代遅れだと思う)

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