「ドビュッシー、音楽と美術」展 於ブリジストン美術館

音楽家ドビュッシーは、美術や文学も愛好し、その影響も音楽活動に反映されていると言われている。
この展覧会はフランスのオルセー美術館とオランジュエリー美術館(運営主体が一緒になったらしい)と、日本ではブリジストン美術館が共同企画をした展覧会である。

ドビュッシーは、自らも絵を描いた美術愛好家のルロール家などと親交を結び、印象派、後期印象派などの絵画や、日本の浮世絵版画などに啓発されて、音楽を創っていく。その音楽は音楽における印象派と言われているようだ。

多く展示されていたが、並んでいる絵では、ブリジストン美術館の常設展の方が圧倒的に良いと改めて感じだ。ブリジストン美術館は質の高い美術館だと再認識する。

浮世絵も展示されていたが、浮世絵愛好家の私としては、日本人に再認識をして欲しいと思う。ドビュッシーの部屋の写真にも浮世絵が掛けられているのが展示されていた。

この展覧会では、ルノアールの「ピアノに向かうイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロール」(生気あふれるきれいな肌の色と、おだやかな画題)、ロセッティの「祝福されし乙女」(手などのデッサンは手を抜いているが、肩から上のデッサンは魅力的である)、マネの「浜辺にて」(浜辺の2人の何ともいえない存在感)などが良かった。多く展示されているモーリス・ドニなどは、私は好みではない。

エドガー・ドガ、クロード・モネなどは、ブリジストン美術館のものが展示されていて、わざわざ、この展示でみることもないのかなとも感じた。ドガの踊り子のデッサンなどは好きだ。

音楽と美術の関係については、ドビュッシーの音楽では「海」(北斎の神奈川沖波裏=グレート・ウェーブに啓発されたと伝わる)しか聞いたことがなく、私は何とも言えない。「海」はそれまでのベートーベンやブラームスなどの曲と違って、大河が流れるような旋律というよりは、音、メロディの塊が次々現れるような音楽で、海の刻々と変わる表情が出ていると思えば思える音楽である。いずれにしても、音楽に詳しい人は、この展覧会を観て、また別の感想を持つのであろう。

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