安房鴨川の夏のブリ

13日は妻の実家の安房鴨川に出向く。鴨川のお盆は7月だが、これは南房総全体の話ではなく、鴨川特有のようだ。本来の8月のお盆の時期は、観光客が来る時でもある。それで7月に実施することになったのが実情らしい(もちろん正確な情報ではないが)。

妻の実家は漁港の上で海抜は約18㍍ぐらいであろうか。海には切り立った崖をおりていくところだが、海が目の前に見えて、気持ちがいい。近くの鴨川松島の海岸に出ると、岸近くの海面を魚が2匹飛んでいた。あのくらいの距離は、どんな魚でも飛ぶだろうからわからない。

ここ鴨川でも大震災以降、津波避難訓練もやっているようだ。海抜表示も増えている。

いつも、地の魚がうまい。アジ、イワシ、サバ、カツオなどの近海の、安い魚がうまい。当たり前の話だ。マグロなどは遠洋でとって、築地経由で来るわけで、海辺に来て、遠洋モノを喰って、喜んでいる人間の気がしれない。

12日にブリが上がったようで、6.8㎏のを1本、買っておいてくれて、目の前でさばいていただいた。頭などは堅く、男の力で出刃包丁でさばいても、容易ではないことがわかった。
鴨川では、ブリは、小さい順からワカシ、イナダ、サンパク、ワラサ、ブリと呼んで出世していくと聞く。6.8㎏だと、小ブリというクラスのようだ。長さは脇差ではなく刀の長さはある。
港での取引は地場の魚屋さんの商売を守るためか、5㎏以上の取引が必要とのことだ。このサイズでも冬場になれば浜で1万円くらいは言うようだが、夏は後述するように味が劣るから安いようだ。

鴨川でも「船上締め」の「活締め」とのことで、鮮度を保つ処理を行うようにしてブランド価値を高めている。そうした処理の一本だ。
頭(カマ)、肝臓、心臓、胃、腸などもさばいて煮込み、唐揚げなどでいただいた。内臓の煮込みは、何でも同じようなものだが、私は此の手の臓物料理には熱中しない。こういう中でうまいのは鴨川ではハラモと言っている部位で脂がのって、加えて身がポロポロほぐれ非常に美味でもある。

結婚する時に、妻の実家に出向いて、その時にカツオのハラモを珍味としていただき、以来、鴨川に行くとご馳走になる。腐りやすいものなのか、東京近辺では出ない。友人で船橋で魚問屋をやっている男も知らない(部位の呼び方が違う可能性もあるが)。ブリのハラモもカツオと同様の味であり、美味である。

さて、三枚におろした方の刺身だが、もちろんうまい。鴨川で、また自宅におみやげげもらってきたものも食すがうまい。だけど、冬場に同じく鴨川から贈ってもらったブリほどは脂がのっていない。本当にうまいのはやはり冬場である。寒いと脂肪が付くからうまいのだろう。

もちろん日本海の氷見のブリだと、もっと海流が寒く、加えて餌が違うのだろう。

鴨川という同じところで、去年の冬と今回と、季節を違えて食べたから、純粋に季節だけの違いにようる味の違いが理解できた気がする。
自宅で塩焼きも食するが、幸福な気分になる。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

驚いた
面白い

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック