徳川美術館 徳川園

尾張徳川家伝来の大名道具を保存しているのが徳川美術館である。ここの展示で良いのは展示室の一番目が大名の表道具の刀剣と甲冑を展示してある点である。大名の表道具は武器・武具なのだ。
もっとも刀剣は甲冑に比べると、展示においては見栄えが悪い。加えて研ぎが古いままだから、地刃もみえにくい。今後、尾張徳川の刀剣が展示されても、ガラス越しでは限界があり、期待できないと感じた。もっとも私は古いままの研ぎの状態を維持することは反対ではない。
在銘の正宗の短刀が展示してあったが、帽子のところの沸はきれいで丸く面白い形で返っているのが判別できた。もっとも、この在銘の正宗、茎の先は剣形ではない。在銘の正宗短刀の茎尻に剣形のものがあるのであろうか(刀工辞典のも違う)。こういう点からも正宗極めのいい加減さが理解できる。
甲冑は松平忠吉が関ヶ原で着用したもののようだが、機能美もあり、すばらしい。そこに本陣をあらわす軍配団扇の馬標。大きくて、これを遠望する兵はたのもしく感じたと思う。迫力があって良い展示だ。
以降、茶の道具、能の衣装、奥道具などの展示室につながる。全体にスペースに余裕があり贅沢な展示室だ。
今回は大名のエコ活動として、尾張徳川関係の博物誌の資料や木曽の檜林の管理のことがわかる資料の展示があった。木曽の材木は尾張藩にとって本当に大事なものであることが理解できた。

徳川園は2代光友が隠居所として建てたものだが、戦争で焼け、再度、整備しなおしたものである。矢田川の河川段丘を生かし、園内に立派な滝や、大きな池も巡らしており、立派な庭園である。蓮の花、半夏生、くちなしとかが咲いていた。園内に牡丹園もあり、また紅葉も季節になればきれいではなかろうか。

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