映画「浮雲」

昨日は、市川市の市民会館で、水木洋子脚本で成瀬監督の映画「浮雲」を観る。水木洋子は脚本家として高名だったが、市川の八幡で暮らしていた。
市川市では寄贈を受けた住居などを整備し、一部市民が、水木洋子顕彰のサポーターとして活動に取り組んでいる。そこが上映を企画したものである。
上映の後、この映画にも出演した岡田茉莉子さんの講演もあるもので、妻が申し込んで抽選にあたったものだが、1900人から申し込みがあったそうである。

さて映画だが、この映画は名作として名高く、小津監督の「東京物語」と黒澤監督の「七人の侍」に次ぐ映画として今でも高く評価されているようだ。
戦時中、南方で農林省の仕事で知り合って恋に落ちた男と女が、それぞれ復員。男は家族の元に帰っているが、そこに女が尋ねてきてから物語ははじまる。
今で言う不倫の物語であるが、戦後の焼け跡、それぞれが必死に生きようとしているのが救いになる。女にだらしのない男と、それに惹かれた女の物語だが、女はこの男が家族を捨てられない中、冷たくされると、米兵を相手にしたり、昔の男で今では新興宗教をおこして荒稼ぎをしている男などとくっつきながらたくましく、また浮き雲のように生きる。
男は相変わらず様々な女に手を出して、それぞれの女にも、もちろん家族にも迷惑をかけながら、生活力もあまりなく、生きている。
最後に徳之島の林業関係の仕事につく男と一緒に徳之島にわたり、女はそこで病没する。
こんな男にも惹かれる女のいじらしさと、ともかく必死で生き抜いている様に心を打たれる。ちなみに女は高峰秀子が演じている。

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