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zoom RSS 「日本史の一級史料」 山本博文 著

<<   作成日時 : 2009/12/11 23:12   >>

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著者の山本氏は東大史料編纂所教授であるが、この人の著作は読みやすく、面白く、私はファンである。小説家の作品より面白い。
さて、この本だが、歴史学者の手の内を書いているようで興味深い。ちなみに一級史料という言葉の厳密な定義はないようだ。ただ、同時代の日記などの記録等信頼できるものを一級史料と呼んでいるようだ。
宮本武蔵は刀装具の世界でも有名だが、一次史料は非常に少なく、多くは流派を継いだ者が師匠を顕彰する意味で書かれたものが多いらしい。熊本藩の記録では「沼田家記」に、小次郎と決闘したとき、小次郎が負け、蘇生した後に武藏の弟子に殺されたというのがあるとのこと。武藏の著書とされている「五輪書」も中の文章の書き方が、葉隠のようなところもあり、武蔵の時代のものとは思えないと書いている。確かな史料では武藏は七人扶持、合力米18石が支給だったようだ。多く残されている藩主の書簡にも武蔵の名は出ず、この程度の位置づけだったらしい。(藩主の手紙には柳生宗矩の弟子の氏井弥四郎は出てくるとのこと)
武藏作の刀装具も、いいものもあるが、後の世に弟子筋が武藏作としたものもあるのではなかろうか。
このほか、赤穂浪士関係の文書の真偽、大名家の一級史料など、具体的に引用して解説しており、興味深い。戦国の島津4兄弟は仲が良かったとされているが、実際はそうでもなかったようだ。義弘は秀吉に近かったが、義久は彼に対しては非協力的だったことなどもわかると言う。

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