養源院の俵屋宗達と三十三間堂の二十八部衆

この土日は伯父の十七回忌の法要で京都に出向く。一泊の日程をとり、土曜日は岩倉の実相院、ここは門跡寺院だけに格の高い造りだ。ただ建物全体が老朽化している印象であった。2つの庭があり、一つは石庭。石の間に仏像も置き、少し抹香臭い感じである。また明るい庭。明るく木々がないせいか、借景に病院の建物が見えてしまい、少し風情がないのが残念。今は季節が違うが、ここには驚くべきことに床紅葉なる見所がある。黒光りした床に映る紅葉を愛でるという趣向だ。京都の美への追究は深い。
妙満寺は新しい感じの寺だが、清水の成就院の「月の庭」と並ぶ「雪の庭」がある。叡山を借景にした少し華やかな庭だ。
このあと、一度見たかった深泥池(みどろがいけ)に出向く。ここまで寒い中歩いたのが、この日の疲れの原因かもしれない。あるいはここは京都でも有名な心霊スポットとのこと。ここの霊に攻撃されて消耗したのかもしれない。カメラのケースをここで無くし、厄払いもしてきたが。水鳥などが5種類くらいいる。水があると、鳥は多くなる。
ホテルに入る前に何必館・京都現代美術館に出向く。MAYA MAXX展をやっていたが、私にはピンとはこなかった。非常に疲れ、体調も悪かった面がある。
翌日は法事までの間に、三十三間堂に出向く。修学旅行以来だが、ここの二十八部衆の仏像彫刻は素晴らしい。その仏像が前面に出ているので、非常に拝見しやすく、こんなに仏像拝観の環境がいいところはないのではないか。加えてその仏像は国宝だけあって、見事。湛慶一派の彫りとのことだが、雷神像の躍動感に圧倒され、婆藪(ばす)仙人などはふるえがくる。密遮(みっしゃ)金剛の肉体には見惚れてしまう。いつもはカタログなど買わないが、思わず二十八部衆のが全て写っているのを求めてしまった。(写真が明るすぎる感じもあるが、土門拳とは違うのだ)
次に出向いた養源院。伏見城の血染めの天井で有名だが、俵屋宗達の杉戸への襖絵に感動。変わった白象の絵などで有名だが、それだけでなく、キリン、サイ、獅子もデザインの妙と言うべきか、一種独特のもの。中の松も色といい、形といい何とも言えずにいいものだ。これらも国宝だが、宗達の見事さがはじめて理解できた。これを国宝にした先人の眼は凄いものだと拍手。この寺と、この宗達の絵の何とも言えないミスマッチみたいなものがいつまでもひっかかるのだが、宗達はいい。

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